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横山委員 あなたがここで何遍出てきて何遍しゃべっても、地方
自治体が議事録を全部見るわけじゃないんだろうな。そういう点だと
建設大臣と
国土庁長官、
大蔵大臣のお墨つきというものは金科玉条のように守るものです。私がたとえば県へ行って市へ行って、
大臣がここでこう言ったよと言っても、そうですか、だけれども実際はねと、こういうふうになっておるわけです。そこのところを遺憾のない
措置をとってもらいたい、こういうわけなんです。
時間が参りましたが、要約いたしますと、私は両
大臣にいろいろ申し上げましたが、これは言うまでもなくひとり
建設省、
国土庁の問題ではありません。農林省もそうだし運輸省もそうだし、各省にまたがる問題だが、公共
事業が一番多いから特に
建設大臣が指揮棒を振ってもらわなければいかぬ。
私のねらいは、
一つは年間
工事量の平準化の問題です。年間
工事量が平準化するためにはどういう施策が必要か。まあ、
決算を一月一日からというのはやめてちょうだい。これは私も長年勉強したけれども、とてもだめだ。そういうことは別として、
工事量平準化のための施策が日本産業のためにきわめて重要な問題であるから、各省と相談をしてこの問題に真剣にひとつ取る組んでもらいたい、これが
一つであります。
それから二つは、かかる
公文書偽造問題、これは明白に
公文書偽造ですよ。実際は私が告訴してもいいと思っているんだ。けれども、それをするのが私の
目的ではないから。かかる
公文書偽造が堂々と地方
自治体で行われておる。堂々と行われておるばかげたことをなくするための
措置として、
一つは、いま言ったように
繰り越しを各省
大臣がコンセンサスを持って、
繰り越しは、
予算に影響させないから必ず手続をせよというような方式。それから、かかる
犯罪行為が行われて堂々とここに載っておる。
会計検査院はこれを
通告をしなければいかぬ、
懲戒の
処分をしなければいかぬ。しなければならないと
法律に書いてあるのに、ちっともせえへん。これは笑い物ですよ。ですから、
処分は今後は厳正に——あなたも
建設大臣も、ちゃんと通牒に出しておるのです。この通牒をもう一遍、あなたの方で出したものを読んであげましょうか。「
補助金等の
交付決定を取り消し、その
返還を求める」。厳正にやってもらいたい。こんなもの言ったってやれせんわとみんな思っておる。何がやるもんかと思っておる。それではこの
文書は泣いていますよ。この
文書、何通出ましたか。何ぼ言ったってそんなものはやれせんわと思っておるから、どんどんやりますということを今後はやってもらわなければならない。もし、これだけ言っておいて来年やらなかったら、私、これは食い下がりますぜ。
それからその次は、そういうことをしてなおかつ、
出納官吏に自由
裁量権が与えられた金、そしてもう何カ月もたって、一千万円
裁量権が与えられていたものが五百万円で済んだとか、一千五百万円かかったとか、そういうものは
犯罪の
温床になっていると私はずばり言っている。私は事実を二、三知っていますが、きょうは後ろ向きの話をするつもりじゃないから。今後は
会計検査院もその後追いをやってもらわなければならぬ。一遍それを見つけたら、その金はどこへ行ったか、どう行われたかということを次の会計
検査のときに
検査をしてもらわなければならない。そこで歩どまりをする気持ちが私はわからない。それは明らかに
公文書偽造のみならず、公金を勝手に使っておるわけですよ。ですから、明らかな
犯罪問題だから、それを後追いして、徹底的にその後を追及してもらわなければいかぬ。そうやらぬというのはあなたの怠慢ですよ。等々の問題であります。
もう一遍私の要望に、両
大臣、
会計検査院、
大蔵省、それぞれ所信のほどを聞かしてもらって、質問を終わります。