○瀬長
委員 いまのお話は、小坂さんの記者会見の内容はどうも
外務大臣の話したこととは違っておるといったように聞こえます。しかし、これは発表なのですからあした新聞に出ると
思いますが、いずれにしても本音とたてまえが違っているのではないかという疑惑はもう与えられているということになります。私はこの点については後で問題にすることにします。
ただ、この前、予算分科会でも、独立国
日本であるから砲艦外交みたいなものをやめて自主的平和外交を進めてほしいということを要望いたしました。これについてはいまも同じでありますので、ぜひその点を貫いてほしい、本音とたてまえが違うようなことでは国民に対する欺瞞ということになりますから、この点を指摘して、前に進みます。
沖繩県民は百十万人おります。そのうち八十八万人の飲料水は、頼っておるところは沖繩北部の福地ダムであります。この福地ダムの湖上で
アメリカ海兵隊が訓練を行っている。私は、これを確認するかどうかはいま申し上げません。というのは、「オキナワ・マリン」、この新聞の一月十五日号に堂々と書かれておるのです。
日本共産党
調査団は、二十三日、二十四日、海上、さらに航空自衛隊の司令に会い自衛隊の基地を見ました。さらにずっと北部まで行って
調査した結果、こういった写真も撮りました。一致しております。
委員長、これを
大臣にお渡ししていいですか。これを見てくだざい。
それで聞きたいのは、これを認められるかどうかの問題じゃありません、もう認めているのだから。マリンの広報部も発表しております、「やりました、しかしたびたびではありません」と。これは原文は、シックス・マイル・リバー訓練みたいなことを書いている。
向こうが勝手につけたのでしょうが、まさに湖上における訓練なんです。
そこでお聞きしたいのは、これは昭和四十九年五月七日、内閣
委員会で、
外務大臣は大平さん、それから
アメリカ局長は現駐米
大使の大河原さんでありますが、この大河原さんが、こういったのは好ましくないのでチェックする、四つの条件を言っております。「水中爆破は一切行なわない、恒久建造物はつくらない、仮設建造物は使用後、直ちに撤去する、貯水池の汚染防止に万全の措置を講ずる」、この四つ。
ところで、これは写真を写してきましたが、仮設の建造物、これはセメントで固めて、ダムの両側にこういったポールをつくって、なわを張って、ちょうどサーカスで綱渡りをやります、あれみたいにやるようなポールができております。これは撤去しておりません。
それから、厚生省、だれか来ておられますか。——厚生省のこの前の話でも、環境衛生
局長が、このような湖上訓練は好ましくないとはっきり言いました。そこで、この写真は現場へ行って写したのです。この集水区域の中でゲリラ訓練をやっておるだけではありません。屎尿処理の問題、さらに、これはかん詰めの空きかんがごろごろ。これを、環境衛生
局長ですか、ごらんになってください。
ですから、外務省も、当時の
アメリカ局長もチェックすると言っておったが、何をチェックしたのか、これを答えてもらいたい。チェックしてないということの証拠があるのです。いわゆるポールもちゃんと立っておる。演習後すぐ撤去する、撤去されておりません。セメントで固めてある。そして、いつでもなわを通してサーカスみたいに渡れるようになっておる。七種類の湖上訓練をやることを
日米合同
委員会で合意をされた。それを最初に外務省から説明してください。現に違反しておるが、チェックできない。