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中野明君 いまおっしゃること、私も大体
理解できるんですが、大体どうですか、わかっている人が県に一人とか二人とか、そういう
状態ではちょっとあれだろうと思うので、やっぱりはっきり、あそこへ行けばわかるというところを明示してあげる必要があるんじゃないだろうか。私も、今回この法案が出てきましたので自分なりにいろいろ読んでみましたけれ
ども、なかなかわからぬ、とてもむずかしいことになっているなと思うのが
現状であります。いま
局長がおっしゃったとおりでありまして、
局長はわかっておっても、ほかの人はなかなかわからぬ。ましてや、その担当者までわからせるにはよほど骨が折れるということなんで、そういう点をもっと親切にしてあげて、やはり普通の生命保険なら勧誘員まで全部わかりやすく
説明しますわね。だけど、恐らくこれをまともによくわかるように
説明できる人というのは少ないんじゃないだろうか。そういう気がしますので、その辺はひとつ、先ほどおっしゃったように、やはりそういう決まりになっておればちゃんと徹底させるように、このように強く要望をいたしておきます。
大臣、とにかくいまお話ししているように、なかなかこれむずかしい複雑怪奇なことになっているようですけれ
ども、いずれにしても、やはり皆さん方の要望と、そしてまた
現状を見ましたら、どこまで国庫補助をこれに、せめて
厚生年金並みに取ってくるかというところに帰一するような気もいたします。そういう点で、これはもうたびたび御
答弁いただいておりますので御
答弁は結構でございますが、
大臣の最大限の
努力をしていただいて、けさほど来
大臣がおっしゃっておったように、農林
大臣をしておられた大蔵
大臣でありますから、先ほどの大蔵省の役人みたいなああいう物の
考え方では、これは話になりません。本当に財政が苦しくっても、苦しければ苦しいなりに公平に
理解できるようにしてくれればいいけれど、苦しいからもういまさらどうもならぬのだというような言い方に聞こえましたので、その点
大臣ひとつがんばっていただきたい、このように思います。
それで、私も
村沢先生が先ほどちょっと最後にお詰めになっておりました冷害
対策の問題で一点だけお尋ねしておきますが、この前
大臣に申し上げましたように、現在の救農に対する二百四十億というこの事業のお金は、冷害ということが起こらなくても当然確保してあったお金であって、私たちが強く要望しているのは、こういう異常災害、特殊のことが起こったんですから、これに対して予備費なりあるいは一般会計からこれをつぎ込んで初めて助けたということになるんじゃないだろうかというのが私
どもの考えです。ですから、その点、時間は少々ずれても、何かの形で穴埋めをしてあげなければ冷害でやられた人はどうしようもないじゃないかということでございますので、これは前回も
大臣に申し上げましたように、時間がかかってもよろしい、長期にわたってもよろしいから、それだけの穴埋めをしてあげないと農家の皆さん方はもうどうしようもないじゃないかという考えでございます。その点ひとつ御
理解をお願いしたいということ。
それから、大体冷害の結果も出てまいりまして、そして激甚のこともけさのあれでわかりました。そうなりますと、問題になってくるのは生産
調整のことです。私は、ことしの生産
調整に対する
考え方は冷害
対策の一環として考えるべきじゃないか、こういう考えを強く持ちます、余りにもひどい、厳しい戦後最大の冷害ですから。この点について、
大臣、
基本的な
考え方として私はことしは冷害
対策の一環として考えるべきじゃないか、こういうふうに思っておりますが、この点のお答えをいただきたいと思います。