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目黒今
朝次郎君 ひとつこれもいまの点もお願いいたします。
それからもう
一つには、非常にいまの
関係と直接かかわりあるかどうか、私まだ
調査の結果などを見なければ断定できないんですが、ひとつ別な角度から私は、
竹内さんという方は非常に政界、財界に発言権のある人だということがいろんな雑誌に書かれています。私はまだ会ったこともありませんから知りません。しかし、今回富士見病院の不正事件というのは構造的な汚職という点でいろいろ出ておるわけでありますから、これらの
関係もありますから、私は、この方が政治献金をしておることがあるのかないのか、あるとすればどの程度、どのような形で、どの政治団体に献金をしているのか、あれば参考までに自治省に
資料の提示をお願いしたいなあと、こう思っておったのですが、自治省の方おられませんか。いなければ後ほどそういう
質問をしたということで事務局の方からお願いします。
それで、これは
大臣にも
関係するかもしれませんが、「財界ふくしま」とか、それから「官界」という雑誌があるのですね。私は興味を持ってこの雑誌をずっと読ましてもらいました。読ましてもらいまして気がつくことは、非常に
大蔵省なり、現職の官庁のえらい方々がいろんな座談会だ何々会だということで、しょっちゅうといっては語弊がありますが、「財界ふくしま」なり「官界」に出ているのですね。私は参考までに拾ってみました。一九七五年十一月号「生命保険加入にどんな利益があるか」、これは福島財務部長藤井さんという方。それから「官界」一九七六年五月号「金融政策三つの課題」、これは
大蔵省銀行局の総務
課長補佐長野さんという方。「官界」一九七六年七月号、
大蔵省銀行局中小金融課長の吉田さん、「中小金融部門の今後」という問題。それから「官界」一九七七年の七月号、
大蔵省中小金融課長吉居さん、題目は「中小金融がパニックの引き金とならないために」という課題でやっています。同じく「官界」一九七八年にも、これは建設省の都市
局長小林さんという方が、「下水道——後進国日本の展望と課題」。それから「官界」一九七七年の十月号「福祉優先下の生命保険業界の役割り」、これも
大蔵省銀行局の保
険部長貝塚さん。それから「財界ふくしま」一九七六年一月号、これは中小企業庁の
指導部長児玉さんが出ています。それから「財界ふくしま」一九七六年五月号、これは
大蔵省中小金融課長吉田さん。同じく「財界ふくしま」一九七八年五月号、これも中小企業金融公庫福島支店長中沢さんが出ています。また、「財界ふくしま」一九七五年九月号、これは創立三周年記念特別講演会、大平
先生を迎えて盛大に開かれる。ここで当時の
大蔵大臣と平尾財務
局長が出ております。「財界ふくしま」第三巻の第七号、「一兆二百五十億円の予算を持つ男」というタイトルで住宅金融公庫
総裁の浅村さんが出ている。その他ずっとありますね。本当に
大蔵省を中心とした方々の相当地位のある方々が大分出ているのですよ。これらの問題について、私は疑うわけじゃありませんが、いろんな形で接触しておることは、接触する方はいい
意味で接触するのでしょうけれ
ども、とらえる方は、悪だくみと言っては変でありますが、やっぱり何といいますか、どこかにいい穴がないかなあという、穴探しと言っては語弊がありますが、やはり
ネタ探しといいますか、そういうことがやっぱり常にこういう「財界ふくしま」あるいは「官界」という雑誌のインタビューとか、それを載せることによって、おれの
会社は信用があるんだということを大衆に印象づける。同時に、そういうおえらい方々から、やはり一般
庶民にはわからない情報を接触によって吸収する。そういう二つの機能を「官界」とか「財界ふくしま」という雑誌を通じて、媒介物として行われているんではなかろうかなというふうにどうも疑いを持たざるを得ないんです。これらの点について、これは
大臣に聞くのがいいのか、ちょいちょい出てくるのが
銀行局関係者が多いから、
銀行局長に聞くのがいいのかわかりませんが、こういう問題については、一体
銀行局長としてはどういう
指導をしているんですか、部下の皆さんに。あるいはそういうつながりに対してはどういう注意をしているのか、あるいは野放しでおるのか、その辺の取り組み方というか、あるいは内部
指導といいますか、そういうことについて、いま申し上げたことを聞きながら、
銀行局長としてはどういう
考えか聞かしてもらいたい、こう思うんです。