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1980-11-13 第93回国会 衆議院 本会議 第15号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和五十五年十一月十三日(木曜日)     —————————————  議事日程 第十三号   昭和五十五年十一月十三日     午後一時開議  第一 裁判官報酬等に関する法律の一部を改     正する法律案内閣提出)  第二 検察官俸給等に関する法律の一部を改     正する法律案内閣提出)  第三 放送大学学園法案内閣提出)  第四 日本放送協会昭和五十二年度財産目録、     貸借対照表及び損益計算書     ————————————— ○本日の会議に付した案件  日程第一 裁判官報酬等に関する法律の一部   を改正する法律案内閣提出)  日程第二 検察官俸給等に関する法律の一部   を改正する法律案内閣提出)  日程第三 放送大学学園法案内閣提出)  日程第四 日本放送協会昭和五十二年度財産目   録、貸借対照表及び損益計算書     午後一時四分開議
  2. 福田一

    議長福田一君) これより会議を開きます。      ————◇—————  日程第一 裁判官報酬等に関する法律の一   部を改正する法律案内閣提出)  日程第二 検察官俸給等に関する法律の一   部を改正する法律案内閣提出
  3. 福田一

    議長福田一君) 日程第一、裁判官報酬等に関する法律の一部を改正する法律案日程第二、検察官俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。  委員長報告を求めます。法務委員長高鳥修君。     —————————————  裁判官報酬等に関する法律の一部を改正する   法律案及び同報告書  検察官俸給等に関する法律の一部を改正する   法律案及び同報告書     〔本号末尾掲載〕     —————————————     〔高鳥修登壇
  4. 高鳥修

    高鳥修君 ただいま議題となりました両法律案について、法務委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  両法律案は、一般政府職員給与が改善されることに伴い、裁判官及び検察官についても、一般政府職員の例に準じて、その給与を改善しようとするものであります。  その内容は、高等裁判所長官報酬並びに次長検事及び検事長俸給については、これに対応する特別職職員俸給に、その他の裁判官報酬並びに検察官俸給については、これに対応する一般職職員俸給におおむね準じて、それぞれこれを増額することとし、これらの改正を、判事補及び五号以下の報酬を受ける簡裁判事並びに九号以下の俸給を受ける検事及び二号以下の俸給を受ける副検事にあっては本年四月一日、その他の裁判官及び検察官にあっては本年十月一日にさかのぼって適用しようとするものであります。  当委員会におきましては、十一月七日提案理由説明を聴取した後、慎重審査を行い、去る十一日質疑を終了し、直ちに採決の結果、両案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、御報告を申し上げます。(拍手)     —————————————
  5. 福田一

    議長福田一君) 両案を一括して採決いたします。  両案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 福田一

    議長福田一君) 御異議なしと認めます。よって、両案とも委員長報告のとおり可決いたしました。      ————◇—————  日程第三 放送大学学園法案内閣提出
  7. 福田一

  8. 三ツ林弥太郎

    三ツ林弥太郎君 ただいま議題となりました放送大学学園法案につきまして、文教委員会における審査経過及び結果を御報告申し上げます。  まず、本案の目的及び内容について申し上げます。  科学技術や経済の著しい発展に伴い、ますます複雑、高度化の進む現代社会におきまして、国民は、生涯にわたり、高等教育機会が確保されること、広く勤労青年社会人大学教育機会が提供されること、さらには、新しい学問研究成果国民に公開されること等を強く期待しているのであります。  したがいまして、このような国民の多様かつ広範な要請にこたえ、あわせて既存大学との緊密な連携により、わが国大学教育の改善にも資するものとして、放送を効果的に活用する新しい教育形態の正規の大学を設置することが構想されたのであります。  このいわゆる放送大学においては、総合的、学際的な授業科目を開設し、テレビ、ラジオによる放送と、地方に設けられる学習センターにおけるスクーリング等により、最新の研究成果教育技術を活用した新時代の大学教育を行うとともに、高等教育柔軟化流動化に資するため、広く選科履修等の道が開かれることになっているのであります。  本案は、このような新しい教育形態大学を設置する母体となり、同時に、大学教育放送を行う放送局開設主体となるべき特殊法人放送大学学園を設立するために提案されたものであります。  本法律案におきましては、放送大学学園は、全額政府出資法人とし、学園理事長理事監事等の職務及びその任免学園重要事項を審議する運営審議会設置等について定め、学園の業務として、放送等により教育を行う大学を設置し、その教育に必要な放送を行うほか、他の大学教育研究に寄与するため、学園の施設、教材等を提供することとしております。  次に、この学園が設置する大学につきましては、学長、副学長教員等任免大学重要事項を審議する評議会設置等について定め、また、他の大学教員等の参加を積極的に求めて、充実した大学教育を行うことといたしております。  このほか、学園の財務、会計、監督等規定を設けるとともに、学校教育法放送法等につき所要の規定を整備いたしております。  以上が、本案の主な内容であります。  本案は、第八十七回国会に初めて提出されて以来、今回、四度目の提案に係るものであり、去る十月十五日田中文部大臣から提案理由説明を聴取し、以後、質疑を行ってまいったものであります。  その間、本会議におきまして二回の趣旨説明が行われ、また、文教委員会では、参考人意見聴取逓信委員会との連合審査会開会等、慎重に審査を続けてまいりました。  本委員会における主な質疑といたしましては、放送大学創設の意義及びその性格、放送大学における学問の自由と放送法の要請する政治的公平、多角的究明との調和の問題、放送大学教育放送既存放送秩序に及ぼす影響についての問題、大学自治の保障と学園及び大学管理運営組織との関係についての問題、教材研究開発学習センターにおける指導体制充実等のため、教員確保及び他大学との協力連携についての問題、放送大学の第一期計画を東京を中心とした関東地区からスタートさせることについての問題及び全国放送実現の時期と教育機会均等との問題、その他既存大学との単位互換通信教育との関係有給教育休暇放送衛星の利用の問題等多岐にわたっておりますが、その詳細は会議録によって御承知をお願いいたします。  かくて、十一月七日質疑を終了し、昨十二日討論に入りましたところ、自由民主党の臼井日出男君は賛成日本社会党嶋崎譲君は反対公明党国民会議鍛冶清君は賛成日本共産党栗田翠君は反対、新自由クラブの小杉隆君は賛成意見をそれぞれ表明されました。  次いで、本案について採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。  なお、本案に対し、公明党国民会議、民社党・国民連合共同提案に係る附帯決議案が提出され、採決の結果、多数をもって可決されました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     —————————————
  9. 福田一

    議長福田一君) 採決いたします。  本案委員長報告は可決であります。本案委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立
  10. 福田一

    議長福田一君) 起立多数。よって、本案委員長報告のとおり可決いたしました。      ————◇—————  日程第四 日本放送協会昭和五十二年度財産   目録貸借対照表及び損益計算書
  11. 福田一

  12. 佐藤守良

    佐藤守良君 ただいま議題となりました日本放送協会昭和五十二年度財産目録貸借対照表及び損益計算書について、逓信委員会における審査経過並びに結果を御報告申し上げます。  本件は、放送法第四十条第三項の規定に基づき、会計検査院検査を経て、内閣から提出された日本放送協会昭和五十二年度決算書類でありますが、これによれば、昭和五十二年度末現在において、資産総額は一千八百七十億七千六百万円で、前年度に比べて百四十一億五千万円の増加となっております。これに対して、負債総額は七百四十六億一千四百万円で、前年度に比べて三十八億八百万円の減少となっております。また、資本総額は一千百二十四億六千二百万円で、前年度に比べて百七十九億五千八百万円の増加となっております。  次に、損益について申し上げますと、経常事業収入は二千九十一億二千四百万円で、前年度に比べて百七十六億一千九百万円の増加となっており、これに対して、経常事業支出は一千九百三億五千九百万円で、前年度に比べて二百一億四千四百万円の増加となっております。この結果、経常事業収支差金は百八十七億六千五百万円となっております。これに、特別収入二億九千七百万円及び特別支出十一億四百万円を含めますと、事業収支差金は百七十九億五千八百万円となっております。  なお、本件には、「検査の結果、記述すべき意見はない。」との会計検査院検査結果が添付されております。  逓信委員会におきましては、本件について、昨十二日山内郵政大臣及び日本放送協会当局から説明を聴取し、審査を行い、次いで採決の結果、全会一致をもって異議がないと議決した次第であります。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     —————————————
  13. 福田一

    議長福田一君) 採決いたします。  本件委員長報告異議がないと決したものであります。本件委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 福田一

    議長福田一君) 御異議なしと認めます。よって、本件委員長報告のとおり決しました。      ————◇—————
  15. 福田一

    議長福田一君) 本日は、これにて散会いたします。     午後一時十七分散会      ————◇—————  出席国務大臣         法 務 大 臣 奥野 誠亮君         文 部 大 臣 田中 龍夫君         郵 政 大 臣 山内 一郎君      ————◇—————