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山中郁子君
大臣、本当におわかりになると思うのだけれ
ども、二千万とか三千万とかという一生の買い物ですよね。それをしてそれが欠陥で、しかもひどい欠陥じゃもう泣くに泣けないわけで、それをメーカーがそういうことでちっとも誠意を持って対応しないということは、本当に買った人から見れば、だれが責任を持ってくれるのかということで、この辺はよくおわかりだと思いますので、いま私が申し上げましたような線で対応してくださるというお約束でございましたので、少なくとも大成建設の本社に責任を持ってきちんと解決のために腰を上げるということを
指導していただくということをぜひともやっていただきたいと思います。重ねて要望を申し上げておきます。
最後に、湾岸道路の問題の千葉県内の部分について
お尋ねをいたします。
これは先日の公害交通対策特別委員会でも
質問いたしましたけれ
ども、そのときには公害
関係でございましたので、環境庁長官はお見えになりましたが、建設
大臣はお見えにならなかったので、改めて担当
大臣である建設
大臣に
お願いもし要望もし、確認もお約束もいただいておきたいと思います。
一つは、千葉県真砂地区の問題です。この前の公害委員会では
建設省の方がお見えになりましたから、そこのところは御
承知なんですけれ
ども、いま東関道の工事が進められているんですが、大気汚染それから騒音二つともに
住民の方たちが独自の調査、その他も含めて、
建設省や道路公団の言うとおりになんか絶対にならないということで、大変不安も持ち不信も持っていらっしゃる。そうしてそういう合意ができていないままに工事はどんどん進んでいくという現状です。それで、基本的に言えば、とにかくいま話し合いをして合意ができないという状況なんだから、その工事を一時やめてほしい、そして十分な話し合いをして、
建設省が本当にそれで問題がないんだとおっしゃるならば、そういうことを
住民が納得できるという正常な状況をまずつくることが先決だというのが
住民の方たちの趣旨です。
先ほども、この問題で
赤桐委員の方から御
質問があったようでございますけれ
ども、具体的に
お尋ねいたしますが、
建設省、道路公団の御主張によると、その十四号線ですね、つまり現在の騒音の実測値も六十ないし六十六ホンぐらいあるし、計算値でも六十六ホンあるというように数字が出ております、これは夜間の場合ですね。ところが、
昭和六十年の予測値は、道路公団の宣伝資料でも検見川ガーデンハイツの十階をとってみますと夜間で約五十六、七ホンぐらいになるんですね。これは基準値である五十ホンを超えているわけで問題があるし、しかも、これは国道十四号線、東関東自動車道ともに
制限速度四十キロ、八十キロで走った場合ということになっているんですが、実際には現状は、この前お認めになりましたように、約二十キロオーバーぐらいで走っているわけですね。二十キロオーバーとすれば二ホンぐらいは高くなるということで五十七だとすれば五十九ホンぐらいになる、当然五十ホンという基準を大きく上回ることになるわけですね。こういうことでは解決ができないし大きな問題が残ると思いますので、この点について、
先ほど私が初めに申し上げました
住民との話し合いですね、そういうことをよく詰めた上で、既成事実みたいに一方的にこれをやってしまうということのないように、建設
大臣のお考えとお約束をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。