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田中(美)
委員 個人の問題と言いますが、これは
郵政省の幹部がパーティーに出ているということは事実なんですね。この
パーティー券が一体何なのかということですね。これはいま追及してもここではしようがありませんが、三の部分ではないか。これをもらって、そしてあとはあちこち売りつけているのではないか、こういう疑いが持てるというふうに思うのです。それは
佐藤前
室長だけでなく、
KDDの首脳も言っているのですね。
これはけさの読売
新聞、ここを読んでみますと、「政治家の
パーティー券は、政治資金規正法の改正で個人献金が規制されて以来、合法的な資金パイプとして一般的で、仲介に当たった
郵政省側の態度も「かなりオープンなものだった」。具体的には
郵政省官房筋から事前に電話で紹介してきたり、政治家の秘書から「
郵政省の紹介で」と言ってくるケースがあった」こう述べているのですね。ということは
佐藤前
室長も言っているし、他の首脳もこう言って、電話で
郵政省が頼んできている。そう言ってやっている。ここまで具体的に述べているのに、あなた方は全然そんなことはありません、知らぬ存ぜぬ、調べてもわかりません、こういうふうに言っているわけです。
これでは
国民の
疑惑は深まるばかりです。政治不信はますます高まってきます。いま一般の庶民が、
国民がどういう感覚で
KDDを見ているかと言えば、いい服着ているねと言うと、これは
KDDにもらったんじゃないよ。こういうふうな話が出たり、たんすを買ったと言えば、あなた、これは
KDDからもらったのなんというような冗談まがいにでも何でも
KDD。ちょっとすてきな絵がある、ちょっとした骨とう品があると、これは
KDDじゃないか、いや
KDDだ。ここまで
KDDの
疑惑というものは日本国じゅうを覆っていますし、世界にもこれは知れていっているのですね。
それにもかかわらず、こんな
資料が、
大西さんが
KDDの全
能力をかけてこの
資料をつくったんだと公言しているということは、何という
国会だと私は思います。何という
大臣だ、こういうふうに思います。どうしてもここでやらなければならないことは、こうした
国民に対する
疑惑、
国民に対しての
国会の責任として、板野前社長と
佐藤前
室長を証人喚問して、ここの食い違いをしっかりとしなければならないし、世界の人たちに向かっても、日本の
国会はきちっとこういうものを片づける、不祥事件が起きてもきちっとこういう形で
国会で片づけているということを天下に知らせるということは、私は日本のためにもやらなければならないことだと思いますので、証人喚問の
要求をこの二人についてしたいと思います。
最後に一言、
委員長にお聞きしたいと思います。
委員長、いまそこでこのやりとりをお聞きになっていたと思います。あなたも人間ですからおわかりだと思いますけれども、ここまで状態が来ているのに証人喚問をしないで済むと思いますか。あなたの御
意見を私は聞きたいと思います。