○井上
説明員
お答え申し上げます。
従来から地元の住民の方々の御意見等につきましては、たとえば
研究者につきましては、
科学技術庁が中心となって推進しておられます
研究交流推進連絡
会議というのがございます。また各省直轄
研究所長連絡協議会というものがございますが、そういうところで要望が取りまとめられまして、
科学技術庁を通じまして、われわれも聞いて、いろいろそれの
対策を進めているところでございます。
また、都市の住民そのものにつきましては、茨城県あるいは地元の町村と、いろいろなことでたびたび折衝、意見
交換をやっておりますが、そういうものを通じまして、御意見を聞きながら進めさせていただいている、また
研究関係の労働組合等もございまして、そういうところからも直接の御意見をいただいて
対策をやってきているわけでございまして、こういう方法でもって、今後ともひとつ、国土庁が中心になりまして、進めさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。
それから、二点目にございましたいろいろな御要望でございますが、たとえば下水道の問題、常磐線の強化の問題、バス循環路線の問題、高校の問題、それぞれ監督官庁がございまして、そこが
お答え申し上げるのがいいのでございましょうが、きょうは来ておられませんので……。
下水道につきましては、確かに住民の要望も非常に強いようでございます。これは県におきまして、現在、具体的な詰めをある
程度進めつつあるようでございますが、その結果を待ちまして、私どもも協力してまいりたいというふうに考えております。
また、常磐線の強化につきましては、首都との交通の利便という面で非常に重要でございます。われわれ運輸省等にも、そういう要望をやっていっておるわけでございますが、今後とも、この都市の利便のために、ぜひひとつ
努力をしてまいりたいというふうに考えております。
それから、循環バスでございますが、現在、循環バス構想というものは、具体的にはできておりません。しかし、この足の
確保といいますのは、非常に重要でございますので、いろいろな形で
努力いたしてまいったところでございまして、たとえば、いま
研究学園地区に関連いたしますバスの路線は三十二系統ございまして、この一年間にも、そのうちの九系統を増加いたしておりまして、そういう面で
努力をさせていただいております。ただ、まだ十分とは申し上げられませんので、この面につきましても、
努力をいたしてまいりたいというふうに考えております。
それから、高校の二校でございますが、すでに県立と私立の二校ができております。あと二校につきましては、
一つは
研究学園地区内にでき、残りは周辺地区ということになっておりますが、
研究学園地区内にできるものにつきましては、公団の事業の中で用地の
確保をいたしております。これは県からその事業の予定が出てまいりますれば、用地提供等によりまして建設が可能と考えております。