○金丸三郎君 それでは、今後も現状を見直しながら積極的に今後の
対策を進めていただくようにお願いをいたしておきます。
次に、時間も余りございませんので、農林省
関係、それから文部省の
関係、それから自治省の
関係、一緒に御質問いたしますので、お答えは簡潔で結構です。
まず第一は、農林省
関係でございます。農作物に対する灰の
被害の
対策は、実はいろいろと農林省でもやってもらっておりますので、ある程度の効果を上げております。実はきょうここに
大臣にもごらんいただきたいと思って持ってまいりました、これはミカンです。これもそうなんです。これは皆そうです。こういうひび割れたのもあります。これは実はガスの
被害が最近出てまいりました。いままでは灰でした。後ほど写真をお回しいたしますけれ
ども、キヌサヤエンドウ、それからカリフラワー、キャベツ、それからビワ、ビワも後でごらんいただきますが、もうこんなに紅葉したようにビワの木がガスでやられまして、全然だめになっております。それからビニールハウスの中にも、ガスですから入ってまいりまして、ハウスの中のアイリス——花でございます。小麦でありますとか、それから山の木もちょうどマツクイムシが松の木をずっと食って松が枯れますように、この山の木がずっとガスが流れてくる
関係から枯れてしまっております。これはガスの
被害でありますから。だれかちょっと
大臣やら
関係の農林省の方に見ていただきたいと思いますが。(金丸君写真を手渡す)ここ二年ほど実はガスの
被害がひどくなってまいりました。無風のときと雨のときにひどい。それから、鹿児島市で
観測しましたところでは、そのときのガスがおりてきます通路が四つほどあるようでございます。現在、これはガスの
被害だけじゃございませんで、ことしになりまして農作物の
被害が桜島町が八八%の
被害、桜島の中の鹿児島市の部分の農作物の
被害が六七%であった。こういう壊滅的な、あるいはそれに近い打撃を受けております。
農林省やら県も一生懸命になって
対策は立てておるわけでございますが、灰による
被害に大わらわになっておりますのに、今度はそれに加えましてガスの
被害が出てまいりました。多分硫黄分が含まれておりましょうから、雨が降りますというとこれが希硫酸になって
被害を与えるのではなかろうかという予測でございますが、人体への影響もございます。これは県や市でも人体への影響は
調査をするように、また
対策を講ずるように私は申しておりますけれ
ども、ガスの分析でございますとか、農作物への
対応策を考えていただけないか。厚生省でほかの
対策でプロジェクトチームをつくってやっていただいたことがございます。このガス
対策について、人体への影響、農作物に対する
対策、そういうことを総合的にプロジェクトチームでもつくって考えていただけないかと、こういうふうに思うわけでございます。
それからもう一つは、このようなふうに、なかなか園芸でも果樹でもむずかしゅうございますので、
防災営農
事業としてやっぱり強いと考えられますのは畜産、和牛であります。先般の法律改正で飼料の確保
対策事業が取り上げられたわけでございますけれ
ども、やはり畜産を伸ばしていった方がいいと思われますので、給水、排尿の処理、堆肥舎、関連農機具などを置くような共同利用の畜舎の設置
事業というようなことを新たに考えていただけないか、これは農林省に対する御質問であります。
それから農業の
関係では、ほかの
地域の
関係があります穂発芽で不良米が出ます。あれは全国的にその
地域地域で米の質が悪くなる程度が違いますから、一概にどうとも言えないと思いますが、何等米かで
政府で買い上げられる
措置と、あるいは自主流通米としてやられたところとどういう
状況になっておるのか、そういう、もしわかっておりましたらお答えいただきたいと思います。
最後に、文部省に対するお願いとして、法律に基づきます
指定地域内の公立の小学校、中学校、高等学校、幼稚園、これらの健全木造校舎及び屋内運動場の窓、建具のアルミサッシ化について助成が新たに考えられないか。第二は、運動場の散水施設、散水用の井戸の掘削に要する経費について助成が考えられないかという二点であります。
それから最後に自治省に対しまして、先ほど
村沢委員からも御質問がございましたが、
災害対策の
対策としては市町村ごとにいろいろと細かい
事業があると思います。これに一々国の助成を求めるということもなかなか困難であると思います。だから、自治省の方でやはり特別交付税なりで各市町村が創意工夫をして、いろいろな
災害対策をやった場合にはできるだけ見てやる、そういう気持ちでやっておられると思いますけれ
ども、その点をよくはっきり言ってもらうと
関係の市町村も安心なさると思いますから、その点をひとつ御明言をいただきたいと思います。