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1979-11-15 第89回国会 参議院 建設委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
五十四年十一月十五日(木曜日) 午前十時二分開会
—————————————
委員氏名
委員長
浜本
万三
君 理 事
土屋
義彦
君 理 事
堀内
俊夫
君 理 事
増岡
康治
君 理 事
茜ケ久保重光
君 植木
光教
君 遠藤 要君
上條
勝久
君 寺下 岩蔵君
中村
禎二
君 降矢 敬義君 最上 進君
藤田
進君 松本 英一君
内田
善利
君
桑名
義治
君 二宮
文造
君
上田耕一郎
君
栗林
卓司
君 秋山 長造君
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
浜本
万三
君 理 事
増岡
康治
君
茜ケ久保重光
君 委 員
上條
勝久
君
土屋
義彦
君
中村
禎二
君
堀内
俊夫
君
藤田
進君
内田
善利
君
桑名
義治
君
上田耕一郎
君
栗林
卓司
君
国務大臣
建 設 大 臣
渡辺
栄一
君 国 務 大 臣 (
国土庁長官
)
園田
清充
君
事務局側
常任委員会専門
員 森 一衞君
説明員
国土政務次官
望月
邦夫
君
建設政務次官
竹中
修一
君
—————————————
本日の
会議
に付した案件 ○
理事辞任
の件 ○
調査承認要求
に関する件 ○
建設事業
並びに
建設
諸
計画
に関する
調査
(
派遣委員
の
報告
) ○
硫黄列島疎開島民
の
帰郷実現
に関する
請願
(第 九
号外
一件) ○
沖ノ鳥島等
の
保全
に関する
請願
(第一二号) ○
身体障害者
の
有料道路通行料金割引制度改正
に 関する
請願
(第一〇五号) ○
土壌凝結硬化剤使用
による
土地造成
の
促進
に関 する
請願
(第一四二
号外
一件) ○
職能法
としての
建築設計監理業務法制定
に関す る
請願
(第一五七
号外
五件) ○
水源地域対策特別措置法
に基づく
公共下水道事
業に対する
補助率
の引上げに関する
請願
(第一 六七号) ○尾瀬の水の
広域的運用
に関する
請願
(第一九九 号) ○
継続調査要求
に関する件 ○
委員派遣承認要求
に関する件
—————————————
浜本万三
1
○
委員長
(
浜本万三
君) ただいまから
建設委員会
を開会いたします。 まず、
理事
の
辞任
についてお諮りいたします。
土屋義彦
君及び
堀内俊夫
君から、それぞれ文書をもって、都合により
理事
を
辞任
したい旨の申し出がございました。これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浜本万三
2
○
委員長
(
浜本万三
君) 御
異議
ないものと認め、さよう
決定
いたします。
—————————————
浜本万三
3
○著
貝長
(
浜本万三
君) 次に、
調査承認要求
に関する件についてお諮りをいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
建設事業
並びに
建設
諸
計画
に関する
調査
を行うこととし、その旨の
要求書
を
議長
に提出いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浜本万三
4
○
委員長
(
浜本万三
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
いたします。 なお、
要求書
の
作成
につきましては
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浜本万三
5
○
委員長
(
浜本万三
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
いたします。
—————————————
浜本万三
6
○
委員長
(
浜本万三
君) この際、
渡辺建設大臣
及び
園田国土庁長官
からそれぞれ
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
渡辺建設大臣
。
渡辺栄一
7
○
国務大臣
(
渡辺栄一
君) このたびの新
内閣
の
発足
に当たりまして
建設大臣
を命ぜられました
渡辺栄
でございます。よろしく
お願い
を申し上げます。 御承知のとおり、
建設行政
は、
住宅
の
建設
、
道路
、
河川
、
下水道
、
公園
の
整備等
、いずれも
国民生活
に密着したきわめて重要なものでございますので、
国民
の要望を十分に
行政
に反映させながら、
長期的視点
に立ちましてその積極的な
推進
を図る
所存
でございます。 現下の
社会経済情勢
はまことに厳しいものがございますが、私といたしましては、このような考え方のもとに、
建設行政
の適正かつ厳正な執行に専心努力いたしてまいりたいと存じます。
委員各位
の
格別
の御
指導
と御
協力
を心から
お願い
いたしましてご
あいさつ
といたします。よろしく
お願い
申し上げます。(
拍手
)
浜本万三
8
○
委員長
(
浜本万三
君) 続きまして、
園田国土庁長官
からご
あいさつ
をいただきたいと思います。
園田清充
9
○
国務大臣
(
園田清充
君) このたび新
内閣
の
発足
に伴いまして
国土庁長官
を拝命いたしました
園田
でございます。 第三次
全国総合開発計画
の柱である
定住構想
の積極的な
推進
、総合的な
土地対策
の展開、
水資源
の
対策
の
推進
、
大都市地域
の
整備
と
地方
の
振興等
、
国土行政
の当面する各
課題
はきわめて重要でございます。この意味で
国土行政
の総合的な
推進
を使命といたしております
国土庁
の
役割り
はまことに重大です。 私は、豊かで住みよい
国土建設
のため、
国土行政
の当面する
課題
に積極的に取り組んでまいる
所存
でございます。
委員長
初め
委員各位
の御
指導
、御
協力
を心から
お願い
をいたしましてご
あいさつ
といたします。(
拍手
)
浜本万三
10
○
委員長
(
浜本万三
君) 次に、
竹中建設政務次官
及び
望月国土政務次官
からそれぞれ
発言
を求められておりますので、順次これを許します。まず、
竹中建設政務次官
。
竹中修一
11
○
説明員
(
竹中修一
君) このたび
建設政務次官
を拝命いたしました
竹中修一
でございます。 もとより
浅学非才
な者でございますが、
渡辺建設大臣
の御
指導
のもとに精いっぱい微力を尽くす
所存
でございます。何とぞ
委員長
初め
委員各位
の
格別
の御
指導
と御支援を賜りますように
お願い
申し上げましてご
あいさつ
といたします。よろしく
お願い
申し上げます。(
拍手
)
浜本万三
12
○
委員長
(
浜本万三
君) 続きまして、
望月国土政務次官
。
望月邦夫
13
○
説明員
(
望月邦夫
君) このたび
国土政務次官
を拝命いたしました
望月邦夫
でございます。 微力ではございますが、
大臣
を助け、
国土行政
の
推進
に
最大
の努力を傾けていきたいと存じております。
委員各位
の御
指導
、御鞭撻を心から
お願い
申し上げましてご
あいさつ
とします。どうもありがとうございました。(
拍手
)
—————————————
浜本万三
14
○
委員長
(
浜本万三
君) 続きまして、
建設事業
並びに
建設
諸
計画
に関する
調査
を
議題
とし、先般行いました
委員派遣
の
報告
を聴取いたします。
増岡
君。
増岡康治
15
○
増岡康治
君 去る十月十五日から三日間にわたり、
浜本委員長
、
藤田委員
、
内田委員
と私、
増岡
の四名は、
広島
県下における
建設事業
の実情を
調査
してまいりました。以下、その主な
調査事項
について概略御
報告
申し上げます。 まず、
高速自動車国道
の
整備
についてであります。
中国縦貫自動車道
は、大阪府
吹田
市から
山口
県
下関
市までおよそ五百四十二キロメートルを結ぶ
中国地方
の
中心部
を縦貫する
自動車道
であります。十月十五日現在
供用
しているのは、東側が
吹田
から三次まで二百九十三・六キロメートルと西側が
山口
から
下関
まで七十二・七キロメートルの合計三百六十六・三キロメートルであり、約七〇%近くが開通しています。さらに、この十月十八日には三次−
千代田
間三十五・一キロメートルが
供用
され、これにより
東京インターチェンジ
から
千代田インターチェンジ
まで八百四十三・八キロメートルが結ばれたことになります。この
ルート
の
特色
は、六甲山地の北側及び
中国山脈
の南側に沿って走っているため
丘陵部
及び
山間部
を通過することが多く、
切り土長大法面
や橋梁が多いこと、また、わが国の
高速道路
では最初の三車線の
断面トンネル
が二本(
宝塚東
、
宝塚西
)あること、
断層破砕帯
や
地すべり地帯
を縦貫していることであります。
昭和
五十五年度には
鹿野
−
山口
間三十七キロメートルが
供用予定
になっており、残る
千代田
−
鹿野
間百二キロメートルについては
昭和
五十三年度から
工事
に着手していますが、第八次
道路整備
五カ年
計画期間
内の
昭和
五十七年度には
全線
の
供用
を図りたいとのことであり、
事業
の円滑な
推進
が期待されます。
中国横断自動車道
の
広島浜田線
については、昨年十一月、
広島
−
安佐
間十五キロメートル、
千代田
−旭間三十九キロメートルの
整備計画
が
決定
され、
昭和
四十八年に
整備計画
の
決定
している旭−
浜田
間十七キロメートルと合わせて
全線
七十一キロメートルの
整備計画
が
決定
されています。このうち、旭−
浜田
間については昨年十二月に、
広島
−
安佐
間については今年八月に
路線発表
を行い、現在地元との
協議
を鋭意進めている段階であります。また残る
千代田
−旭間については、
日本道路公団
において
実施計画作成
のための諸
調査
を進めており、
調査
がまとまり次第
路線発表
したいとのことでありました。また、この
横断道
について、
県当局
は、
中国縦貫自動車道
と山陽
自動車道
の両
路線
の機能を
最大
限に発揮させるため
広島市域
(
広島
市
安佐
町−
同市沼田
町)間の
早期完成
を強く要望しておりました。 次は、
広島
県下における
国道
の
整備等
についてであります。 増加する
交通量
に県下の
道路整備
が追いつかず
県内随所
で著しい
交通渋滞
が引き起こされています。その中でも
地区
内の
主要幹線
である
国道
二号線の
交通事情
は著しく悪化しており、これの解決のため、
県当局
も要望していた
松永バイパス
(
延長
七キロメートル)、
東広島バイパス
(
延長
九・六キロメートル)及び
三原バイパス
(
延長
二・一キロメートル)の
建設促進
が強く期待されます。さらに
陰陽連絡道
として
幹線的役割り
を持つ
国道
五十四号線の
整備
も喫緊な
課題
となっています。その中では
祇園新道
(
延長
八・五キロメートル)、
上根バイパス
(
延長
五・五キロメートル)及び新
太田川橋
(
延長
〇・七キロメートル)の
早期完成
と
可部バイパス
の
早期具体化
が強く望まれます。この
可部バイパス
については、最近の
広島都市圏
の拡大、特に
可部
を
中心
とする
地域
の急速な
都市化
にかんがみ、
可部地区
の
都市交通対策
の観点から
バイパス
の検討が必要とされています。今年度は
都市計画決定
のための
計画調査
を実施しているところでありますが、今後、この
調査
の終了次第、
県市当局
とも十分
協議
し
都市計画決定
の手続を進めていく必要があり、当
事業
の円滑な
推進
が期待されます。 次に、
河川総合開発事業
の一環として
土師ダム
(
直轄事業
)
魚切ダム
(
補助事業
)を視察しました。 近年、
広島
市の
人口増加
は急激な伸びを示しており、これに伴い
水需要
の増大も著しく、
昭和
五十三年には
給水人口
八十六万人に対し、一日
最大取水量
五十六万トンが必要とされ、
上水道
第六期
拡張事業
が実施されております。このような状況の中で、
土師ダム
は江の川の
洪水調節
、
灌漑用水
の補給のみならず、
水資源
の広域かっ多
目的利用
を意図して、
太田
川に流域変更し、
都市用水
を
確保
し発電も行う
建設省直轄多目的ダム
として、
昭和
四十九年三月に、八年間の
歳月
と約百億円の
事業費
を投じて
完成
されたものであります。この
ダム
の
完成
により
広島
市に一日十万トンの
上水道用水
、二十万トンの
工業用水
を供給しております。また、当
ダム
は、
ダム周辺敷地
を魚釣り、
風景観賞
、
散歩等
に広く
一般
に公開し、
住民
が安心して楽しめる
ダム
及び
貯水池周辺環境
をつくり出そうとする
ダム周辺環境整備事業
を
昭和
五十年度から実施しております。 次に、
魚切ダム
についてであります。この
ダム
は
県施行
の
重力式コンクリートダム
で高さ七十八メートル、総
貯水量
八百四十六万トン、
有効貯水量
七百八十四万トンの
治水
及び利水を
目的
とする多
目的ダム
です。
昭和
四十六年度より
調査
を開始し、総
事業費
百六十九億円をもって来年の
完成
を目途に鋭意
事業
の
推進
が図られています。幸い
土質等立地条件
にも恵まれており、残余の
事業
の円滑な
推進
が期待されます。 次は、
太田川流域下水道事業
についてであります。 この
事業
は
広島
市を
中心
とする
都市圏
の
生活環境整備
と、最近汚濁が著しい
太田
川の
水質環境基準達成
のために
広島
県が
計画
、実施している広域的な
下水道事業
であります。
昭和
五十三年度末における
広島
県の
下水道普及率
は
全国平均
の二八・一%を大きく下回る一六・二%と著しく低いものになっております。そのため県においては
芦田川流域下水道
及び
太田川流域下水道
の
建設
を初めとして
公共下水道
の
整備促進
に努めているところであります。この
太田川流域下水道事業
は
昭和
四十九年より
事業
に着手しており、
計画処理水量
は一日六十八万七千三百トンを予定しています。ただ、
西部浄化センター等
の
建設
に当たっては、
地盤
的に軟弱で
地下水
も多いため難
工事
となっております。そのため
シールド工法
を主として土かぶりの浅い所では一部
開削工法
もとられており、
終末処理場
のような
重量構造物
の場合は
地盤沈下
も予想されるため
地盤改良
を加えながら
事業
が進められております。軟弱な
地盤
を克服しながらの
工事
の進捗に感銘するとともに、
事業費
の大幅な
確保
による
事業
の円滑な
推進
が期待されます。 次は、
広島
市
西部開発事業
についてであります。 市内中、
心部
から西へ約七キロメートルの
国道
二号線をはさんだ形で
丘陵地
から海岸にわたって
臨海部埋め立て事業
と
山地部造成事業
を
昭和
四十一年度から十六年間の
計画
で並行して進めております。前者は
瀬戸内海
における
経済流通
の拠点として
流通業務施設
を
整備
する用地の
確保
、後者は
臨海部埋め立て用土砂
を採取した
鈴ケ峰山ろく
の跡地に自然を生かした
居住環境
の良好な
住宅市街地
を造成しようとするものであります。
広島
市は「
広島広域都市圏建設基本計画
」を策定して、この
西部開発事業
を
地域開発
を進める重要な
事業
として位置づけておりますが、来年四月の
政令指定都市
への移行とあわせ、真に
中国
・
四国地方
の
政治
、
経済等
の
中心都市
としてふさわしい
地域開発
が図られ、
都市環境
が
整備
されていくことが期待されます。 次に、基町
地区
再
開発事業
についてであります。 この
地区
は、古くは
広島城
の城郭として、明治以後も
政治
、教育の
中心
として栄えていましたが、
戦災
により一挙に廃墟と化したところであります。その後、
戦災者
や
外地引揚者
のための
応急住宅
及び
木造公営住宅等
が建てられましたが、
河川堤塘敷等
に
建設
された
民間住宅
などとともに
経年老朽密集不良住宅
の様相を呈するに至ったのであります。 そこで県、市は
住民
の理解と
協力
を得て、
住宅地区改良事業
を基盤に再
開発
を行うこととし、
昭和
四十三年から三十三・三六ヘクタールの
区域
にある二千六百戸の
老朽住宅
を除却し、
高層住宅
を十年の
歳月
と二百二十六億円余の巨費を投じて
建設
したのであります。その
特色
として「く」の字型の
柱棟型式
のため、従来の
型式
と比較して、日照、通風、
プライバシー等
の住環境がすぐれていること、
人車分離
の
交通計画
、
屋上
の
有効利用
として各棟の
屋上
を
一体
に連結して
歩行者専用
の遊歩道、
遊戯施設等
を設け、
景観
の楽しめる
パブリックスペース
として活用していることが挙げられ、従来の
高層住宅
とは異なった
居住環境
を有しているのが非常に印象的でありました。 高
陽ニュータウン
は、
広島広域都市圏
の
住宅需要
に対処するため、良好な
居住環境
を有し
公共公益利便施設
が
整備
された
住宅団地
として県、市、
住宅
供給公社が
一体
となって
昭和
四十七年から
事業
に着手しております。この
事業
は「新
住宅市街地開発法
」に基づくもので、全体面積二百七十五ヘクタール、
計画戸数
一万戸、
計画人口
三万六千人の規模を目標としており、
完成
の暁には
中国
、
四国
、九州における
最大
の
住宅団地
となるものであります。
開発
に当たっては、
住宅団地そのもの
が憩いの場所となるように
周辺緑地
に
自然林
を残したり、
近隣公園等
の
オープンスペース
の
確保
に努めるとともに、
街路
、上
下水道
、
学校等
の
施設
も
整備
し、
ニュータウン居住者
はもちろん
周辺住民
を含めた広範なコミュニティーを育てて魅力ある
地域社会
の形成を目指している点に
特色
があります。
昭和
五十四年三月末現在、
県営住宅
二千四百三十八戸、
公社住宅
千百七十九戸、
公団住宅
三百六十四戸その他十七戸の計三千九百九十八戸が
完成
し、さらに五百九十四戸が
建設
中であり、今後とも
事業
の円滑な
推進
が期待されます。 次は、
本州四国連絡橋
の
尾道
−
今治ルート
についてであります。 この
尾道
−
今治ルート
は、
一般国道
三百十七号の
改築事業
として行われ、
ルート
は
尾道
市で
一般国道
二
号バイパス
から分岐し、総計十万人を超える
人口
を有する
向島
、
因島
、生口島、
大三島
、
伯方
島、見近島、大島、中渡島、馬島の
大小九つ
の島々を結び、
今治
市で
一般国道
百九十六
号バイパス
に連絡するもので、
島嶼地域
の
生活環境
の向上にも寄与するものと期待されております。この
ルート
の総
延長
は約六十キロメートルであり、そのうち
陸上部
約五十キロメートル、
海峡部
約九キロメートルで、
海峡
をまたぐ橋は十橋、そのうち
つり橋
は六橋となっています。
大三島橋
は、
昭和
五十年十二月に着工以来、三年五カ月の工期と約百八十四億円の
建設費
を要し、
昭和
五十四年五月十二日に開通されました。この
大三島橋
は風光明媚な
鼻栗瀬戸
によって隔てられていた
大三島
と
伯方
島とを結ぶ
橋長
三百二十八メートル、支間二百九十七メートルの
東洋
第一の
アーチ橋
であります。
鼻栗瀬戸
は
尾道
・
三原方面
と
今治
とを結ぶ重要な
旅客船航路
であるとともに、
瀬戸内海国立公園
の
区域
でもあるので、施工に当たっては
工事
の安全と
自然環境
の
保全
が各
方面
から指摘されておりました。
供用
後の
交通量
は十月十二日まで計八万四千八百十二台、
日平均
五百五十四台となっており、当初の予想を超えたものになっております。
因島大橋
は、
向島
と
因島
を結ぶ
中央径間七
百七十メートルの
つり橋
で
完成
時には
関門橋
の
中央径間七
百十二メートルをしのぐ
東洋
第一の
つり橋
となるものであります。
昭和
五十二年一月八日に着工され、
陸上関連
を含む全体
建設費
五百三十億円(五十二年価格)をもって
昭和
五十七年度の
供用
を目指し、塔の
架設
を初め鋭意
事業
が進められております。
架設地点
の
海峡
は、瀬戸内の
重要航路
であるとともに、すぐれた
景観
を持ち、重要な漁場でもあるため、
工事自体
の安全はもちろん、
船舶航行
の安全及び
環境保全
を最重点とした
建設
が進められるよう期待します。 以上で
報告
を終わりますが、最後に、
広島
県当局
から、一、
本州四国連絡橋
(
尾道
−
今治ルート
)の
建設促進
、二、
国土開発幹線自動車道
の
建設促進
について、三、
一般国道
の
整備促進
について、四、
祇園新道
の
早期建設
について、五、
内海大橋
の
建設促進
について、六、
河川総合開発事業
の
促進
について、七、
治水事業等
の
推進
について、八、急
傾斜地崩壊対策事業
の
推進
について、九、
賀茂学園都市建設関連街路事業
の
建設促進
について、十、
下水道事業
の
整備促進
について、十一、備北圏における
公園
の
整備
についての十一項目からなる陳情がありましたことを申し添えます。 また、今回の
調査
に際し御
協力
を賜りました
関係者各位
に心から感謝の意を表する次第であります。 以上でございます。
浜本万三
16
○
委員長
(
浜本万三
君) 以上で
派遣委員
の
報告
は終わりました。
—————————————
浜本万三
17
○
委員長
(
浜本万三
君) 次に、
請願
の
審査
を行います。 第九
号硫黄列島疎開島民
の
帰郷実現
に関する
請願外
十三件を
議題
といたします。 本
請願
につきましては、
理事会
で
協議
を行いましたところ、第一二
号沖ノ鳥島等
の
保全
に関する
請願
は議院の
会議
に付するを要するものにして
内閣
に送付するを要するものとし、第九
号硫黄列島疎開島民
の
帰郷実現
に関する
請願外
十二件は保留とすることに意見が一致いたしました。 つきましては、
理事会
の
協議
のとおり
決定
することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浜本万三
18
○
委員長
(
浜本万三
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
いたします。 なお、
審査報告書
の
作成
につきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浜本万三
19
○
委員長
(
浜本万三
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
いたします。
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浜本万三
20
○
委員長
(
浜本万三
君) 次に、
継続調査要求
に関する件についてお諮りをいたします。
建設事業
並びに
建設
諸
計画
に関する
調査
につきましては、
閉会
中もなお
調査
を継続することとし、本件の
継続調査要求書
を
議長
に提出いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浜本万三
21
○
委員長
(
浜本万三
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
いたします。 なお、
要求書
の
作成
につきましては
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浜本万三
22
○
委員長
(
浜本万三
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
いたします。
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浜本万三
23
○
委員長
(
浜本万三
君) 次に、
委員派遣承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
建設事業
並びに
建設
諸
計画
に関する
調査
のため、
閉会
中
委員派遣
を行うこととし、その
取り扱い等
につきましては、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
浜本万三
24
○
委員長
(
浜本万三
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
をいたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十六分散会
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