○
西田(八)
委員 もともと今次
国会は、伝えられるエネルギー問題あるいは
財政危機、その他
国民生活全般にわたって重要な
政治案件が
山積しておる中でありますから、
与野党の
話し合いの中で十分なる
審議を行うべき
国会でなければならぬと思いますが、
政府は何か
目的も明らかにしないし、提議すべき
議題の
内容も明確でない。そういう中にあって、いたずらに
臨時国会召集召集、そしてその中に
解散解散というようなことが言われておるということは、どう考えても、
国会で
審議する本来の
意味というものを全く無視した
立場の中で、この
国会だけを
召集するというような形に進めてきたことはきわめて遺憾であります。
したがって、私
どもは、仮に
臨時国会が開かれるとするならば、
与野党合意の中で
召集日、
会期その他を決めて、そして行うべきであるし、特に重要なことは、何を
審議するのかということが明確にされることがきわめて重要であったと思うのです。しかし、そうしたことも、われわれの再々の要求にかかわらず、明確な答えを出さぬままに今日を迎えてしまったということであって、これでは
国民から
負託を受けているわれわれ
議員として、また
国会としての使命が十分果たし得ないのではないか。
政府に再考を促す
意味でも、この
会期の問題については、もともと
国会召集そのものに疑念を持っているわけですから、
賛成するわけにはまいりません。
特に今次
国会を通じて、エネルギー問題、経済問題、さらには
疑惑問題等も明確にしたい、そういう希望で各
野党との
協調の中で進めてきたわけですが、それさえも聞き入れられなかったということは、
政府の独断専横と言うよりほかにないのであるから、きわめて遺憾であります。