○
証人(
有森國雄君) ただいまの御
質問にお答えいたしますと、前回もそういう
お話を申し上げたと思うんでございますが、いわゆるグラマン
事件というものが発生したということを私が知りましたのがたしか一月の十四、五日でございます。それまで、私は御迷惑になるのでお
名前を出しておりませんが、ある非常にりっぱな企業の幹部の方と同道で旅行しておりまして、全く日本の
報道に接する機会というものが全くなかったわけでございます。したがいまして、突然そういうことを知った。知っても私
自身には全く
関係がない、私はもう十年以上前にこの業界を離れまして一切
関係がないことでございますから全く何とも思っていなかったわけでございます。しかるところ、その後業務上のことで日本と
電話で話しましたときに、大変たくさんの
報道関係の方がお見えになっているということがありまして、少々仕事の上でも差し支えがあるぐらいなんだと、小さな
会社でございますから。それで、それに対しまして、それでは
報道関係の方はもう一切とにかく、言葉は適当かどうかわかりませんがシャットアウトしてくれということを
会社の方にも自宅の方にも申しました。ところが、それが後から
考えますと誤解の発端になりまして、たしか二十何日でございましたか、私が突然蒸発したというような
内容の
記事が某
新聞に出まして大変びっくりしたわけでございますが、それに続きまして
島田常務のお亡くなりと、こういうことでございます。それがただいま申し上げました次から次へと何かいろんなことが起こって、しかも次には私が
証人喚問だとかいうような話になってまいりまして、
証人喚問と言われましても私は一体どうしていいのかわからない、こういうようなことがもう心理的に非常に
——情報もありませんし、旅行中でございますので、そういうことの積み重ねだったわけです。それが私の申し上げたいろいろわけのわからないことが起こったということでございまして、決してグラマン、
ダグラスあるいは
ボーイングというようなことを意味するものではございません。