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小笠原貞子君 まあ本当にこれ調べればまた問題が大きくなりまずけれどね、
〔理事鈴木正一君退席、
委員長着席〕
結局、定価の何%出版社が持つと言っても、輸送料というのは重量で来ますからね、だから安くて少年マガジンみたいに厚いのはうんと運賃かかっちゃってそれが大きな負担になるというような問題ですよ。で、法律のジュリストなんかは高いから、たくさん何%でもちゃんとやっていけると、そういう矛盾もあるわけですよね。だから、やっぱり本当にこれも全国的に、東京の子供は安く少年マガジン見れて、そうして北海道は、まあこのごろ大人も読んでいますけれどもね、少年マガジン。北海道は高くなってもいいということにはならない。まさにやっぱり不公平だという点については御認識いただけたと思いますので、いろいろその
話し合いを進めていただいて、不公平な取引にならないようにお願いしたい。
通産省にもそのことを私は——
通産省、いいですか、もう時間がないからお答えは結構ですけれども、
通産省にもいろいろ言っていますけれども、
通産省については取次協会なんかの人たち、こう言っているんですよ。
通産省は私たちに非常に理解を示してくれるというふうな言い方しているわけですよね、まあ
通産省がどの
程度理解なすったか知らないけれども。だから日書連にしてみれば、これはもう
通産省けしからぬと、もっとしっかりその問題について
話し合いをして、解決できるようにという御指導をいただきたいと思います。
それから時間がもうなくなりましたんですが、最後にお願いしたいんですけれども、まあ北海道
価格というのは本当にこれ住んでみなければわからないんですね。その北海道
価格の中できょう
一つ問題提起したいんですけれども、乗用車でございます。この乗用車がトヨタ、日産、マツダなど七メーカーの
価格を実態調べましたら、東京と札幌では店頭渡しの現金
価格が約二十万円違うわけなんですね。それも理屈があるわけですよ。つまりスパイクタイヤ、冬用のタイヤを使うとかいうことで十万円くらい高い、それから寒冷地の特別の部品が要る、それから東京から札幌までの輸送費が、負担かかるというようなことでございまして、これも確かにそうだと思います。しかし、それが適正な
価格であれば、スパイクタイヤもつけたんだ、これだけの部品もつけたんだということならこれは納得できるんですけれども、調べてみますと、メーカーの販売店と、それから付属品の専門店の
価格というのはずいぶん違いがあるわけなんですよ。スパイクタイヤの場合
考えますと、販売店では一本一万六千五百円というふうに言うわけですね。付属品専門店に行けば一本九千五十円という、これは大変な差が出てきます。それから、寒冷地
対策費がメーカーによってそれぞれ違っています、車の。それで安いのでは五千円から七千円と言っているんです。高いのは二万七千円から三万八千円という高い値段を決めているということですね。これは消費者連盟の方たちが
調査して大体どれくらいだというふうに計算してみると、大体五千円ないし一万円で済むはずじゃないか。だから、五千円から七千円という安い方で大体賄えるのに、二万七千円から三万八千円もとっているというようなのがかぶってきまして、非常に一台の
価格の差が出てくる。また、輸送費。三つ目の理由としていますけれども、この輸送費について見ますと、東京のあるメーカーでも、福岡と札幌というのは大体距離同じくらいですね、福岡と札幌というのは。それで、大体三万円から五万円の差があるということが出てくるわけなんです。だから、一台について店頭渡し二十万円の差がある。これこれこういう北海道向きの理由だというその理由の計算の根拠というのは非常にこれはあいまいで、私は正確ではない。やっぱり北海道
価格ということで上乗せされているというふうに
考えざるを得ない。それから、寒冷地用ということでいろいろ必要でないものも取りつけられていて値段をつり上げる
要因にしているというような問題もございますので、自動車などについても、公取としていろいろ御
調査もなすっていらっしゃると思いますけれども、こういう具体的な問題について御
調査もお願いしたいし、御指導もいただきたいと思うんでございますが、その点はいかがでございますか。