○丸谷
金保君
最初に
田中さんにお伺いいたしたいと思いますが、大変お忙しい中おいでいただいて、非常に貴重な御
説明をいただきましたことに感謝いたすと同時に、いまのお話を伺っておりまして、まあ私
たちの感覚ですと、大体全農さんがほとんどの
肥料、もう九〇%以上扱っているというふうに考えておるんですが、それらの化成
肥料も含めてこの法で
政令指定されているものの量と、それから総体の全農が取り扱っている化成
肥料の量、これらの総量と、それからその手数料の総額をまずお知らせ願いたいと思います。もっともこれは、各化成
肥料の場合には別会社その他で行っているので、県連その他の方でないとわからない面もあるかと思いますが、とりあえず全農さんとして入ってくる手数料等について、
お願いをいたしたいと思う次第でございます。
それから、単協ですと大体
理事会等で手数料のパーセントを決めてそれから総会にかけるんですが、恐らく全農としてもそれぞれ傘下の各都道府県の役員さんが集まって、ことしの手数料は幾らにするかということを決めると思いますが、そういう決め方についてお知らせを願いたい。
それから、全農から
原料を配付されて化成
肥料をつくっている工場、これは正確な数字がわかりませんければ工場の数だけで結構です。概数でも全国的に大体どれくらいあるのか、私
たちはあの近間にある帯広の工場のことはわかっているんですけれ
ども、全国的なあれはなかなかよくわかりませんので、それらのことをお伺いしたい。
それから、この
法律事項の中で
価格を決定するとき、相手方があるんですから、どういう資料に基づいて
交渉するのか。聞くところによると、大体農林水産省から資料をちょうだいして、それによって
原価を決めてそれで
交渉しているというふうな話を聞きましたんで、私はそんなばかなことはないだろうと、人様に決めてもらった資料だけを頼りにして大全農が
価格交渉するはずはないと思いますので、そこら辺、ひとつざっくばらんにお伺いいたしたいと思う次第でございます。
それから、次に硫安工業
会長の
水野さんにお伺いしますが、この方もいま話を聞いていますと、
政府からの交付資料によって値段の
交渉をやると。少なくとも
メーカーが、自分
たちで
原価計算の資料を持たないというはずがないと思うんです。だけれ
ども、いまのお話ですと、何かこちらの方も
政府からの資料によってやる。どうも、そうすると
価格を決定するのは両者でなくて農林水産省でないかという気がしますので、そこら辺をひとつ明確にもう一回確認をしておきたい。
それから、
輸出会社に対する出資の問題ですけれ
ども、これはどういう基準によって
輸出会社に対する出資が行われているのか。すでにもう操業をやめてしまっている会社な
ども株を持っているようでございますので、そうしますと、どうもわからないのは、
法律によりますとあの会社は利益を上げない会社でございます。利益を上げない会社に、すでにもう関係のなくなった会社が出資をしているということはちょっとおかしい気がするので、それの
輸出会社に対する
業界の、
メーカーさんの出資の基準、これをひとつお伺いをいたしたいと思います。
それから、
輸出先として中国が非常に大きなウエートを占めるというお話でございます。御承知のように、中国は蒙古等から吹いてくる、いわゆる蒙塵ですか、それぞれの地域によって土地の持つ肥効性分というのは非常に違うと思うのです、中国の各地のですね。
肥料をやらないでもよくとれるところもありますし、
肥料をやらなきゃだめなところもある。そういう
調査は行っておるのかどうか。
輸出する相手の国の土地の条件等の
調査を行っておるのかどうか。
それから、いま農協さんとの間で非常に円滑に
取り決めが毎年行われておるという話でございますが、
法律によりますと、この
交渉がうまくいかない場合には農林水産省が乗り出して調停すると。そういうことがこの
法律発効後あったかどうか。
以上の四点についてお伺いしたいと思います。
それから、
池田さんにお伺いいたしますが、五十二年度で結構でございますが、化成
肥料の総量と総額が一体どれくらいになるものか。おおよその概算数字で結構です、下の方はいいですから。
それから、この協会には農協等がつくっている化成
肥料の工場、これは入っているのかどうか。そして、入っているとすれば、
価格の協定等というようなことはどういうふうに行われているか。
それから、
輸入原料の
価格が非常に高くなってきていると。これらに対する今後の
業界としての対応はどういうふうに行っていくつもりか。
以上の点でございます。
それから、
久村さんにお伺いいたしますが、この
法律に賛成か反対か明確にされていないので、これは
参考人としてはどちらなのか、はっきりひとつ態度を示していただきたい、条件つきでも何でも結構ですから。
それから、
雇用の問題について大変心配しているようでございますが、従来までの一次、二次の
合理化が進んだ中で、労働者の問題等については労使が話し合って配転その他が円滑に行われたかどうかというふうなこと。
それから、UNIDOの問題が出てまいりましたけれ
ども、そういういまお話しのような低開発国に対する援助の状態について、特に
肥料だけで結構ですが、他の国は
政府資金を投入して低開発国に対するUNIDOを通じての援助を行っている——
肥料の
価格を安くするためにUNIDOを通して、そういう開発国の援助を
肥料についてほかの国が行っているかどうか。
以上の諸点について、それぞれ
参考人の皆さんからお伺いをいたしたいと思う次第であります。