○沢田
委員 わかったようなわからないような、まあやっているのだというふうに私は単刀直入に受けとめます。
大光相互銀行を離れた人なんですから、その人の行為についてはやはり適確に処理してもらうことが国民の
金融行政に対する信頼にこたえる道であるという要望を申し上げて、あなたの方に対する
質問は終わりたいと思います。
それからまた戻りまして、これは
銀行局長は、まだ調べ中です、こういうことになるのだろうと思うのでありますが、一応言ってまいりますと、
大光相互銀行から南筑波カントリー倶楽部、だからこれはゴルフの会員権で
大光相互銀行は入っていると思うのです。新開産業というところを通じまして出島開発というところへ金を出して、そこには代表の菅原敏昭さんという方がおられて、それで会員権を募集したのだが、これは百七十万ぐらい証券で結局返戻されたようでありますけれ
ども、その先は菅原光夫さんという顧問弁護士がいて、その先に南富士興業というのがあって、この南富士興業はいま訴訟の段階にある。そしてその貸付金は十七億ですか、十七億の貸し付けをやっている。だから
大光相互と関係しているのが五つ。そして、この南富士興業は、これは係争中のようでありますけれ
ども、今度は逆に南富士のカントリー倶楽部からこれまた会員権を集めて、南筑波会員の方へ大体二十億の貸付金が行っている、こういう
状況も知らされているわけです。
さらに、皆川建設というのがありまして、これは六億を貸し付け、これも会員権で得て、南富士と係争中である。そしてその皆川建設は、コスモ太平
株式会社、小栗武夫の方へ行って倒産をしてしまった。コスモ太平には
大光相互から十五億を出して、これは恐らく会員権になっている。そこへまたコスモから南富士の方へ逆に誘導されている。きわめて複雑多岐な
状況で、
大光相互銀行の金がぐるくる回されているという
実態を
——私はあの一部だと思います、私
たちの知り得る
状況というのはきわめて少ないのでありますから。そういうことから、この中身で見ましても、決算のときには、コスモの倒産によって大体三十億の欠損を貸し倒れになったという形に
計上されているのかされてないのか、これもわからぬのでありますが、と言われていると見ているわけであります。
こういうぐるぐる回りの
状況、それ以外にもたくさんあるのでありますが、こういう事態については
大蔵省としては、どの
程度まで進んだのでありますか、また、会員権というのが資産台帳に載る、債権として
計上しているという
状況は果たして妥当なものであるのかどうか、その点もひとつあわせてお答えをいただきたいと思います。