○村山(喜)
委員 総裁の泉さんはヘビースモーカーでいらっしゃるようで、専売
公社の総裁としては適任だと思うのですが、うまいキャッチフレーズをいまごろ
検討しておるような
状況じゃどうもこれは心細いですね。そういうような点から言いますと、期待に反してどうも落ち込むのではないだろうか。よほどうまいこと御処理をいただかなければ、
たばこは余りよけい吸っちゃいかぬとここへ書いてあるんでしょう、現にまた
たばこを吸い過ぎると口の中がおかしくなりますから、それはよけい吸い過ぎない方が健康のためにはいいわけですから、そういうような
状況の中で、しかも値段も二〇%も上げて、そして本数はふえるであろう、これは甘い見方ではないでしょうか。だからその
消費拡大の点については、かつてあったように「今日も元気だ
たばこがうまい」というぐらいな標語をあなた方は工夫をされる必要がありますよ。そのことをまず第一に注文を申し上げておきたいと思います。
そこで大臣、あなたにまずお尋ねしてまいりますが、今度の
法律改正によりまして専売事業審議会というものが権限が強化されました。
暫定最高価格の
決定についての諮問、あるいは専売事業及び運営に関しというふうに「専売事業」というものが新しく入りましたですね。そこでこの
関係から、
たばこ専売法五条によりますと、収納
価格の場合には、これは「耕作審議会にはかり、その議を経なければならない。」これは総裁がそういうふうに義務づけられております。そこで収納
価格は、生産費、
物価その他経済事情を勘案をし耕作者に適正な収益を得さしめるものであるということも
法律に明記をされております。そうなってまいりますと、この専売事業審議会というのは、ただ
暫定最高価格の
決定に関与するだけではなくて、専売事業に関して大臣に意見を具申をすることもできるというふうに拡大をされているのから見てまいりますると、先ほどの
説明の中でも
原価計算の中に占める原料葉の
価格というものがウエートが高いということもわかりましたが、両者の
関係は
一体どういうふうになるんであろうか。専売事業審議会でも葉
たばこの収納
価格等について発言をするようなことを考えていらっしゃるのであるのかどうかという点を聞きたいのであります。
といいますのは、経営形態等についての日本専売
公社意見というこの中に、これは一ページでございますが、「
たばこ事業規模」という五十一年度の図表がございます。その中で、
たばこ販売高一兆九千六百二十一億、そしてこの分類がしてございまして、国内葉
たばこ調達
関係経費とかあるいは外葉の購入費、そういうようなのがこの中の要素でございます。そうなってくると、今度の
法律改正によります新たに挿入をされました「専売事業」、この中には、そういうような原料葉の買い入れ
価格の問題等についても意見を申したりするようなことになるのかならないのか、この点を明確にしていただきたいのが第一点であります。