○下田京子君 それでよろしいです。
答弁途中で切って済みません。時間がないんです。
ただいま干害応急
対策の事業ですね、過去十回やっているということを見ても、性格的からなじまない、恒久的な形には乗せられないという
お話だったんですが、私はこの問題も含めて
恒久対策というかっこうで検討していただきたいということを重ねて要望します。
同時に、
恒久対策のことについてさらに要望しておきたいんですけれ
ども、五十三年七月三十一日付で発表されておりますが、
昭和五十二年度の「生産環境別耕地
面積調査結果の概要」、この中で、いわゆる畑地灌漑施設の設置状況別の
面積を見てみたんですね。
恒久対策ということが抜本的にはやっぱり考えられなければならないわけなんですが、見て驚いたんです。普通畑で四・九%しかやられていない。それから、樹園地でもって一一・四%というふうな実態ですから、全国で普通畑百二十一万ヘクタール、樹園地六十万ヘクタールあるという中で、こうした施設がこのような低い
数字であるということについては、やっぱり根本的な
恒久対策問題というものを考えていただかなければならない時期だと、真剣に取り組んでいただかなければならない時期だというふうに思います。
それは要望しておきまして、次に最後になりますけれ
ども、実はことしの干ばつ、これが実は病気とダブルパンチで大変な
被害を受けているのが山形県のブドウなんです。これは私も何度も行っておりますし、実は昨年の九月二十二日、当
委員会でも同じものを質問をしております。政務次官、これまた大変ですが、写真見てみてください。晩腐病にかかったブドウがどうなっちゃっているか。この山形県の場合、三千七百六十ヘクタールがブドウ園なんです。うち、デラが三千百ヘクタールつくられているわけなんですけれ
ども、大変な減収になっております。当地では農家の
皆さん方も、県も、たとえばかさもかけたと、それから休眠期防除もやってきたと、それからビニールテントなんかも張っていると、まあいろいろとやられているわけです。
一つ一つそれらを出しますと、ちょうどかさかけの時期が遅かっただとか、あるいは休眠期の防除が徹底していなかっただとか、あるいはビニールテントにしてももう少し対応を広げる必要があるだとかいうことで、
一つずつ出すと、その時期的なことでの対応になっちゃうんですよ。しかし、もう本当にばっと雨が降ってばっと蔓延するというようなそういう事態があって、根本的には打つ手はもういろいろ打ってきたというのが、
皆さん口をそろえて農家の方は言われております。県
当局も言われております。
それで、最後に残る点は、いろいろやっているけれ
ども、本当にこのブドウの晩腐病に効く新農薬の開発を考えてほしいということなんです。もう時間ありませんから議論をしませんから、私はお願いしたいんです。現在、ネオアソジン剤乳液というものをやっていると思うんですけれ
ども、かつてモンニュー剤を使ってきた。このモンニュー剤の方がよく効いた。もしまた使えたらと、こういう
お話もあるんですが、いまは製薬会社がつくってない。いろいろな費用があったりしてつくれないんだと、こう言っているわけなんです。ですから、これはこれらのことも含めて、具体的に出ているのがモンニュー剤の効力が大きいというわけですから、こういった具体的なかつて使われた農薬の効果、同時に、その人的
被害がないかどうかということなんかも含めまして、現在行っております新農薬開発促進事業、これはいままではリンゴの腐乱病、落下防止等の問題と、現在新たにまた二品目考えているという
お話だったんですが、その中に加えて検討いただけるかどうか、強く要望して、質問を終わります。御
答弁いただきます。