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西田(八)
委員 そういう点は、でき得べくんば操短はしないという
方向で、炭は出すだけ出す、しかし、それを
貯炭する
方法についてもう少しお考えいただけないか。ということは、大体
貯炭をするためにはかなりの資金が寝るわけでありますから、そういうものに対する特別の
融資制度を考えるとか、これは一般の製造工場でも、つくった製品の在庫品に
融資してくれと言われれば非常に問題があるかもわかりませんが、少なくともそういう
方法を考えるべきじゃないかということが
一つ。
もう
一つ、
輸入炭が減少はしておるものの、鉄鋼等の引き取りの量を見てみますと、
国内原料炭が、四十八年を一〇〇とした場合には大体五〇%
程度に下がっておるわけですね。五〇から五五%ぐらいまで引き取りの量が下がっている。ところが
輸入炭の方は、同じように
計算した場合、九九%ぐらいをまだ引き取っておるという
数字が実は調査で出ておるわけであります。したがって、そういうことであるなら、この際、
輸入炭についてもう少し考える必要があるのではないかと思うのです。しかも、
先ほど西中委員の質問にありましたように、中国からも
石炭を入れるというような情勢になってくれば、ますますもってそういう問題が深刻化してくる。
また、
一般炭等につきましては、いわゆる
火力発電所といったって立地が非常にむずかしくて、もうすでにできておる
発電所でも回すのがむずかしいという
状況にある。そういう
状況下にあってこういうところに持っていくのはむずかしいし、
北海道あたりで
産炭地でありながら石油ストーブをたいておられるという
現状、こういうことから見て、
一般炭が今後これ以上ふえるということも考えられない。そういうようなことを考え合わせましたときに、
輸入炭についてはかなり制限をしていかなければならないのじゃないかと思いますが、これについて、
大臣、どのようにお考えになりますか、ひとつ伺いたいと思います。