○小巻敏雄君 公立文教施設は、国民的な課題として特に定数
改善とも関連しながら協議をされる際、特に
急増地でも非常に困っておりますから、一生懸命取り組んでおっても教室の不足数を発表したがらない傾向が出ておるわけですね。こういう
状況の中で、五ヵ年
計画等みんな示されておるのが
面積ばっかりなんですね。きょうも五十二
年度の
実態調査報告をいただいたわけですけれ
ども、四十九
年度のを見ると、少なくとも初めに言われた社会増の不足教室の応急
措置増強等で大体教室数を示しておるわけですね。これはこういう時期、国民的な課題としての取り組みの中で、ぜひひとつ
面積とあわして全国的な不足教室数と、これらに対する
措置状況というのもあわせて示していただきたいと思うわけです。
数字がわかってなければ
達成率も何もあり得ないわけですから、いま
数字を握っていないと言われるわけですけれ
ども、早速にも、これは全国の公立文教建設に関する
達成すべき
数字をひとつ教室数で示していただきたいと思うんです。これがきちんとしませんと、大体各
市町村が取り組んでおる用地取得、そして
学校建設、それができる過程ではプレハブというようなものに依拠することもあれば、特別教室を転用して一時しのぎをやると、これらの問題についてさまざまな
予算上問題がございますけれ
ども、これで困難だということを一般的にお
伺いしても、どのように困難であり、どこを打開すれば解決するのか、
要求をしてそして
改善をしていくべき具体的な
措置は、プレハブ
解消についてはどうするのか、特別教室の転用についてはどういう
状況なのか、これらがそれぞれ明らかにされる必要があると思うんです。私が居住しておるところは大阪府枚方市と申しますけれ
ども、恐らくこれは全国で最も過密だと思うわけですね。
小・中学校の建設も今
年度は四校建設をしております。人口も十数年間で倍増して三十万を超えたというような都市であるわけですけれ
ども、四校建設をやって、四月一日の開校日に間に合うのは
小学校一校、
中学校一校、何とか九月一日にあと二校を開放しよう、これを来
年度はたとえば六校とかにテンポアップしていかないと、とうてい賄い切れないわけであります。ところが、これが昭和五十年
段階ではゼロ建設にとどまっているんですね。驚くべきことであります。こういうことになると、
数字を大体市民に知らせまいとするような傾向も出てくるわけです。これは
起債率が二〇%を超すということを非常におそれて予防
措置をとったということが一つあるわけです。現地を視察して見ますと、ことし建てれば
——まあ市にもそのぐらいの金がないわけじゃありませんから、一つの
学校の二階までできておって、その上に接げばいいわけですからね。こういうのをやればいいのを、わざわざその
年度を送ることによって
起債率を下げようとするようなことで、わざわざプレハブをつくると、こういうことまでやってきているわけですね。こういう点見ますと、ぜひとも
急増地の教室数問題、必要数問題は、全体的に見込みをつけて教室数が知らされる必要があると思うわけであります。一昨年になりますか、
起債率問題で若干の
措置が行われましたので、近隣の高槻市等が二〇%を突破するというような
状況が出てきて
措置が行われましたので、五十二年、五十三年というのはようやく建設も進む、確かにここにさらに学級編制
基準を変えることによって倍増しのような波がかぶってくるということになれば、勘弁してくれというような声も出てくるようになると思うのですね。この点についてひとついまお持ちがなければ各県別、そうして教室別の
数字はぜひ発表していただきたいと思います。どうですか。