○国務
大臣(
服部安司君)
保険料はもともと単独払い込みの場合を想定してつくられているものであることは御案内のとおりです。団体取り扱いを受ける契約についての
保険料の割引をすることとしておりまするのは、団体取り扱いの
保険料が代表者によって集められる、それが集金能率というのが非常に
向上するという点、言うならば集金事務手続が非常に節約できる。
第二点は、代表者が
保険料の取りまとめを行うことから、
保険料の延滞とか、または失効、解約上にいわゆる大変役立って契約維持に大きな効果があるという点で、
事業経営の上からこういった
制度をつくったのでありまするが、
先生御
指摘の非常に不明朗であるじゃないかと、やはり方について。
もう
一つは、七%もするならば、全部が入れば、手数料かかるが、何ぼか
保険料を下げられるのではないか、どちらの方がいいのかと、その真意を言えということだと私は
理解いたしますが、大体余り干渉し過ぎると思うのです。この団体が何も旅行に行こうが、ドックに行こうが、観劇に行こうが、ドックとは
関係があっても、旅行や観劇なんて
保険と何が
関係あるんだとぼくは言いたい。ドックは
保険屋だから、こっちもやっぱり長生きしてもらえば
保険の支払いが延びるんだから、全体に多く配当できるわけですから、これは
関係あると思うんですが、じっと聞いていて余り干渉し過ぎる。はっきり言って、
保険は単独払い込みの場合を想定してつくった
制度であるから。しかし、こういったメリットがありますからこういう
制度を設けたんなら、もう少しはっきりと節度をつければいいんですね。七%のいわゆる手数料を払います、それはどうぞ団体で自由にひとつあれやってください。私の方は
保険料が入ればそれて――冷たいことを言えば
保険料が入ればそれでいいんです。もし会計に不明朗があればその団体で団体員が追及すればいいんで、われわれが、郵便局が出ていって、おまえは不明即じゃないかと言うのもちょっとぼくは……。
だから、
保険局の運営の仕方の点にぼくは非常にまずい点があると思うんです。私ならそこまで干渉しません。いわゆる七%差し上げますからこういう
協力をしてくださいと。
保険金が入れば、また契約維持できれば、延滞、失効なければそれで
保険業務の目的は達せられるんですからね。その点について、私はいま少し
保険局に、いままで入り過ぎた面をどのように調整をするか、またどのような方途を講じてもっと明るい真に――旅行へ行こうが、ドックへ行こうが、海外、ハワイへ行こうが、定められた
範囲でやってくれることはぼくは大いにやったらいいと思うんです。だから、干渉すること、しないこと、この点についてもう一遍検討したい。
いま
一つは、こういった歴史があるんです。非常にいま沓脱
先生が御
指摘のとおりに不明朗じゃないか、全く
理解できぬとおっしゃることが国会で問題になって、その時点では何をやっておるんだと怒られてやったのがこの通達なんですね。いいですか。私は黙って先ほどから聞いて、何でも言われるとおりヘいこらとやったことが、今度は逆にまたばしゃっとおしかりを受けるような結果を招いたということもお役所仕事でしょうね。だから、そういうことをひとつ十二分に過去の経緯も
考えて、御
指摘の問題も踏まえて再検討を加えて、もっとすっきりしたものにしたい。私、先ほどから
お話を聞いてしみじみ感じておりました。だから、こういった能率の
向上という点について、おっしゃるとおり八〇%でも九〇%でも、一〇〇%入っていただければ私は大いに結構だと思うんです。ただ、この率でいくならば、こういうものをやめて
考えるならば、たとえ三%でも四%でも、七%とは言わないけれ
ども、
保険料が下がるはずではないか。これは
先生、数字の上ではそうなりますが、
事業経営となったらそれはそうはいかない。やっぱりそういった方々の
協力と援助を得て
保険料の契約高を上げていかねばならない。また一面には、維持するためには、
一つの
事業ですからね、こういう点もひとつ御
理解いただけるならば大変ありがたいと、かように思います。