○下村泰君 何ですか、大変私がお話しをすると余りにも正直過ぎて、後で問題か起きるんじゃないかというようなお答えだと思いますけれ
ども、ありがとうございました。
私はね、いままで三十何年という舞台
生活で、自民党が政権を担当してる間、気に食わないことはかみついてきました。しかし、全部かみついてきたかというと、そうじゃないんです。必ず、
政府がやっていることでいいことは、こういうことがあるんだからこうしなさいとか、あるいは、こういうことをやっているんだからこうしなさい。いま俎上に上がってます橋本登美三郎さんがかつて、私の意向で前橋の方にコロニーを
建設する運動をしてくださいました。そのときもちゃんと私はおほめいたしました。いまの外務
大臣の園田さんが、水俣病を公害病と認めると、おれは断じてやるんだということをおっしゃったときにも、やはり陰からきちんと私は
援助さしていただきました。ですから、少なくとも電波なぞを利用して私
どもが喜んでお話しのできるような
内容にしていただきたい。——これは私事でありますか、四月の十七日から生放送を担当することになりました。もちろん国会の方には関係のない、朝六時から七時まで。しかし、この朝の六時から七時までという時間帯は、一番の
勤労者の時間なんです、聞いてるのが。ですから、その方たちに朗報としてお伝えできるような
内容にしていただきませんと、また私は何を言うかわかりませんから、そのおつもりでいていただきたいと思います。(笑声)
それから
大臣ね、先ほ
どもちょっと
大臣のお答えの中にも入っていましたけれ
ども、この、いまの
制度でまいりますとね、あくまでも土地があって、さて上物を建てるというぐあいなんですね、この
制度はあくまでも。これはもうどこの
住宅ローンに入りましても、必ず一番悩むものはやはり地べたの問題なんです。そして、安けりゃ安いほど、どんどんどんどんドーナツがふくらんで外へ行く。ちょっと通い切れない遠くへ行きゃ、うんと安いです。ところが、首都圏の中にお勤め先があるとなれば、そうは遠くへも行かれないというような
条件ですね。そこで、この
制度の中になおかつそういうことの、地べたの方も心配してくださるような、いわゆる
建設省とか国土庁とかのよく連係プレイをして、——何か
日本という国は、立場が違うとばらばらで、いまもここへ来た
大蔵省のお役人さん、私はあの方は個人の人間としての血は通ってると思いますよ、体の中に熱い血がたぎってると思うんです。答えてることは、よくもまあこれだけ爬虫類みたいな冷たいことが言えるな、と思うぐらい、突き放すような物の言い方ですわね、ちょっと銀行の貸付係みたいに。もっとも、あれでなけりゃ勤まらねえんだろうと私は思いますけれ
ども。そうでなくして、もうちょっと、先ほど申し上げました血の通う、本当にこの
財形制度をやってよかったと、
勤労者が本当に心からよかったと、——もっともまじめな
勤労者ですよ、いいかげんな者はだめですよ、これは。そういう人たちが喜べるような、そんな方法を
大臣、これから考えていただけますか、いただけませんか、そのお答えで私は終わりたいと思います。