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立木洋君 先ほ
どもいろいろ大臣おいでになる前にお尋ねしたんですけれ
ども、現在の
日米航空問の
不平等という点から言えば、
わが国の
航空運輸行政という
観点から見ても、また国際的な新たな
航空秩序を確立していくという点から見ても、これはきわめて好ましくない問題だろう。
それから、特に米軍の専用管制空域が
わが国には相当存在していますし、また、民間
航空でも、
事後審査ということで事実上
増便できる。
成田の
騒音問題というのが大きな問題になっており、事実上また空路が一本しかないわけですから、ここに
増便が要求されてきてもなかなかむずかしい点もある。しかし、
協定自身がそういうたてまえになっておる点から言うならば、これについてはなかなか拒否することもむずかしいというのが
運輸省の方の
見解としては出されているわけですけれ
ども、ことしの秋に実際にその問題について明確にこの
不平等性ということを
是正する
見通しがあるのかどうなのか。これまたずるずるいったんでは大変な事態になってくるだろうと思うのですけれ
ども、そういう強い決意で臨まれるとしても、
見通しがあるのかどうなのかという点が大きな問題になるだろうと思うんです。
いままでも裁判権の問題だとか、
日米の漁業
協定の問題でも、大臣自身、問題があるということを認められ、特定の国に対して弱腰であってはならないということも大臣が言われたことがあるわけですし、この
航空協定の問題についてはしっかりとした
見通しが立たないと大変な事態になるということを
考えるならば、これは早急に
解決しなければならない問題として取り組んでいただかなければならないと思うんですけれ
ども、その
見通しの点についてはいかがでしょうか。