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水田委員 運輸省、来ておりますか。1政府の方では、もう年度内は過ぎましたけれ
ども、年度内着工などのアドバルーンを上げておるわけでありますが、鉄道ルートについては、
岡山から木見まで、いわゆる山陽本線からどうやっていま発表されておるルートまでつなぐのか、きょう現在まだ発表されてない。
環境影響評価をするにしても、これは全ルートがきちっと決まってやるべきものだろうと思うのです。これはなぜ発表しないのか、いつ発表するのか。少なくとも着工までにはこれは発表して、それに基づく
影響評価も当然すべきだと思うのです。その点はどういうことになっておるのか。
それから、時間が余りありませんのでまとめて質問いたしますが、児島の阿津というところに信号所というのがいま置かれるということになっておるわけです。これは、
本四連絡橋というのは中国、四国あるいは
日本全体の経済の上で大きなプラスになる、そういう
評価の
もとにやられておるわけでありますけれ
ども、先ほど来ずっと触れてきましたように、実際に通過するところでは学校、病院、住宅等もあり、
大気汚染なり
騒音、
振動その他大変なマイナスを受けるわけです。それからその
地域に、全体的なプラスと同時に
地域の
住民に対するプラスもなければ、
地域住民に理解を求めてもだめなわけです。これは明治以来のこの
地域住民の念願でありますが、これは当然駅にしなければ利用の点からいっても
意味がないところです。これはなぜ駅ということが言えないのか。手続上の問題はあるとは思うのですが、少なくとも着工までに児島駅ということで、手続上どうなのか知りませんけれ
ども、少なくとも
運輸省の最高責任者でもこれは駅ということでやりますという約束がなければ、先ごろ来ずっと
住民から
意見が出ておる、それは全体を総合的に
判断をして
住民が賛成、反対ということになるわけですから、その点で駅ということを明らかにすべきではないか、この点を質問したいと思います。
それからもう
一つは、これは海上交通の
関係になりますが、あれだけの橋がかかれば当然レーダーにゴーストウェーブが生じて、とにかくよほど熟練した者でも見誤るようなところ、しかも航路を二つに分断して、南航路と北航路に分け、しかもその真ん中に橋脚が立ち、そして
水島分岐航路から
水島へ大型船舶が入るところですから、そういう点では、普通の外洋とは全く違う
状態の中でゴーストウエーブが起こるということは、海上交通に従事しておる者にとっても、衝突すれば責任を問われるわけでありますし、またもう
一つは、そういう場合大型タンカー等から油の流出というのは、三菱石油の
被害を受けた
地域ですからきわめてみんな心配しているわけです。その点についての
対策はどのようにできておるのか、その点、
運輸省にお伺いしたいと思います。