○
浅井政府委員 お答えいたします。
最初に、近畿自動車道の舞鶴線の現況でございますが、御
指摘の神戸−福知山間五十四キロについては
整備計画が現在決められておりまして、鋭意道路
公団で
事業を進めておるわけでございますが、御
指摘のように、丹南町から福知山間二十八キロにつきましては、昨年九月に路線
発表をすでに終えておりますので、これからは
地元と鋭意協議を進めまして、五十三
年度には
用地買収に入る
予定にいたしております。
用地の進捗状況を見ながら逐次工事に手をつけていくということを考えております。大体従来高速道路の
建設ペースは、路線
発表を終えて
用地買収に入る時点から七、八年で大体完成いたしておりますので、
昭和六十年前後には一応完成に持っていけるというペースでございます。
また、若干おくれておりますそれより南の神戸−丹南問の二十六キロにつきましては、
地元と路線について調整中でございまして、今
年度中には路線
発表を行いたいというふうに考えております。
それから北の福知山から舞鶴までの区間でございますが、
基本計画が定められておりまして、現在
整備計画策定のための
調査をやっておる段階でございます。
整備計画策定の時期につきましては、いまの時点でははっきり申し上げられませんが、いずれにしても今
年度秋以降には高速道路全般について若干の
整備計画の追加をしなければならないというふうに考えておりますので、その中で十分検討いたしたいというふうに考えております。
それから二番目に御
質問のありました
兵庫県北部
地域の幹線道路の
整備でございますが、現在、先ほど御
質問のありました九号線それから三百十二号線、これが大体北部
地域の骨組みになる道路網でございます。
そのうち山東町−
豊岡市の間につきましては、現在県道山東柏原線におきまして、遠坂有料道路を五十二
年度に完成しております。それから九号線につきましても、先ほどの養父−
八鹿町の間で
八鹿バイパスに手をつけている。それからさらに北に行きまして、三百十二号の日高町地先では日高バイパスというようなことで、現在
兵庫県が
用地買収に入っているという状況でございます。
大体このルートに沿って、いろいろと部分的には改良に手をつけておるわけでございますが、御
指摘のようにこの
地域の将来の発展の姿、あるいは近畿自動車道の舞鶴線の開通というようなことをいろいろ考えますと、現実の
交通量から見まして、かなりこの
地域に、現道の拡幅、バイパスを含めまして相当強い路線の
整備が必要になろうかというふうに考えておるわけでございますが、これにつきましては、御
指摘のような
円山川右岸道路というような構想もあるいはあろうかと思います。こういう構想もあろうと思いますが、いずれにいたしましても、非常に大規模な路線に手をつけることになるわけでございますので、この辺は十分慎重な
調査をやりまして、その結果を踏まえて考えてまいりたいということでございまして、現在
兵庫県において右岸道路について
調査を進めておりますので、具体的な
事業計画が現時点では作成されてはおりませんが、そういった
調査結果等を見ながら今後引き続き検討してまいりたいというふうに考えております。