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岡安政府委員 それでは、御
質問でございますので、それぞれの
漁業種類ごとの隻数について昨年とことしを対比して御
説明を申し上げます。
操業水域別という御
質問でございましたけれ
ども、これはいろいろ重複をいたしますので余り意味がございませんので、
漁業種類ごとに申し上げます。
まず
北西太平洋カニ
漁業でございます。昨年は六十七隻でございました。これがことしは四十七隻でございます。差の二十隻は、これは北方四島周辺の花咲ガニ、毛ガニ等の
クォーターがゼロになりましたので、それに従事しております船二十隻、これは
減船やむなしと考えられますので、その差が六十七隻と四十七隻の差に出ているわけでございます。次に
北西太平洋のツブ
漁業、これはことしも来年も同じく三十隻でございます。それから北転船でございますが、これはことし二十二隻、来年は二十七隻でございます。それから沖合い底びき網
漁業は、ことしは百八十一隻、来年は百九十八隻でございます。それからイカ釣り
漁業、これはことしも来年も四千六隻同数でございます。それからサンマ棒受け網
漁業、これはことしが八百八十隻、来年は九百隻となっております。それからまき網
漁業、これはカツオ・マグロを対象とするまき網
漁業でございますが、これはことし
実績ゼロ、来年は五十二隻、新規参入でございます。それからエビかご
漁業につきましては、ことしが二十三隻、来年は十五隻でございます。これはことしが二十三隻の許可隻数、
操業隻数の枠を持っておったのでございますが、
実績が十五隻でございましたので来年は
実績どおりの十五隻ということで、特に
減船を予定しての隻数ではございません。それからタコ
漁業でございますが、これはことし三百七十五隻、来年は四百隻になっております。それからベニズワイガニ
漁業、これはことしが三十九隻、来年が五十四隻でございます。次に底刺し網はえなわ
漁業でございますが、これはことしが七百十二隻、来年は五百四十二隻になっております。ただし、これはことし七百十二隻の枠がございましたけれ
ども、現に
ソ連側に許可を申請いたしました隻数が五百五十四隻でございます。したがって、来年は五百四十二隻でよろしいということで、私
どもの要望どおり認められた隻数でございます。次にカツオ一本釣り
漁業でございますが、これはことしゼロでございますが、来年は二百四十九隻、新規参入でふえた分でございます。それからマグロはえなわ
漁業、これはサメ類を対象とする
漁業でございますけれ
ども、ことしがゼロ、来年は二十六隻、新規参入でございます。
以上の合計が六千五百四十六隻ということになりますが、それ以外に運搬船等の付属船がさらに計上されますので、総合計は六千七百十隻というのが来年の
日本漁船の
操業が許可され得る隻数ということになっております。