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喜屋武眞榮君 いままでの御答弁を通じても、総務長官の御答弁では一切の
責任は国にあるんだと、こういった前向きの姿勢であったと私は受けとめておる。ところが、いまの御答弁は何かよそよそしく、聞くところによるととか、日本
政府には関係がないといったような、こういう感じを受けてなりません。それではいけないと私は思うわけなんです。
私がそれを聞きましたのは、五百何万というお金は、これは国の
規模からするとポケットマネー
程度の金かもしれませんが、与那国町にとりましては大変な問題ですよ。私は与那国町
予算も調べてみました。そうしますと、まず人口二千二百名ですね、与那国町二千二百名。その貧乏
予算が、五十二年度当初
予算、歳入が八億七百三十六万八千円ですね。それで、この
難民受け入れをめぐって九月に
予算補正をして、補正
予算が九億九千三百六十二万二千円に補正されておるんです。その中で民生費が当初
予算が六千三百七十九万三千円、それが九月補正をして八千三百九十五万八千円、このように補正をして、そしてこの立てかえの経費は予備費から当初
予算が四百六万七千円、それが九月補正で六百十二万七千円と、このように貧乏町村の
予算を補正をして、そしてこの予備費から一応立てかえてあると、こういうわけなんです。
そして第二回目では、目下、いわゆる九月四日から十月四日までの経費が五百四十八万七千円と一応出してありますね。ところが、十月五日から十月二十五日まで、きのうまでがいま集計中であると、そして船賃もそれにプラスされるわけなんです、その
生活費にさらに船賃が。こうなりますと七百万円は超すであろうと、こう言われておるわけなんです。このように貧乏財政をやりくりをしてやっておるわけなんです。それで町長もはるばる皆さんのところにもいろいろとその心情を訴えて
要望があったと思うんですが、そういう中で、この前、町長さんとの約束、九月末にその
難民を引き取ると、こういう約束がなされておると思うんです。それがきのうまで約一カ月延びたわけなんですが、その延びた理由は何でしょうか。