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長谷川国務大臣 申し上げましたように、
国会が
開会中、なお
余裕もある中においてやったということは、私としては、
十分論議はあるだろう、御
意見もあるだろう、そして
議論を通じて
納得していただけるだろうということで、
国会開会中、しかも
余裕のあるときに私はこれを行ったのでございまして、この種のものに対して、やったことに対しては
納得のいける
理由があります。
その
理由というものは、
長岡市からこれにつきましてのいろいろの
計画に対する
陳情かございまして、どうしても
早期にこれをやってくれないかというような話もあり、御
承知のように
長岡はいま
ニュータウンまでつくってやらなければ
長岡市民というものを
市内に置くことができないような
土地狭で、非常に困っておるんだ。
ニュータウンをつくるにはこれから十年先もかかる。何としても廃川してもらって、あの
河川敷を高度に使っていかなければならないから、ぜひこれには
協力をしてくれないかという
陳情が再三ございます。
したがって、その
内容を見ますと、
老人福祉センターだとかあるいは
市営プール、県立の
普通学校、それから
保護センター、
自然科学博物館、体育館、クラフト村、
青少年研究センター、美術館、
長岡赤十字病院、
公園緑地、
駐車場とか、こういうようなものにまことに困り抜いているから、ぜひひとつあれを
早期に廃川をしてもらってやってくれないかというような話がありまして、ただ廃川するといっても
内容がどうなっているか、あなたはどういうふうにしてその
約束ができているのかというような話を聞きましたときに、大体私は、向こうが三分の一使わせてくれるというようなことでがまんしてくれというふうに言われたけれども、とんでもない話で、半分を私の方が使わせてもらいたいという、そういう契約ができて、こうなりました。しかし、余すその半分も後で利用することになったときには、
市長がよろしいと言ったものでなければ、
公共性の強いものでなければならないよというように取り交わしもできました、こういうことでございます。
私は
市長にそのときに、取り交わしができたからといって、
市長とその
室町産業との取り交わしじゃいかぬじゃないか、
建設省というものがあるよ、廃川
処分にするには、後に
疑惑の残るようなことはやりたくない、そういうことで廃川
処分して、そのあとの半分は、
室町産業というのが何か仕事というか
事業を、
公共性のものをやるときには必ず
市長というものとの
合意があって、
合意の上にやる。その
合意ではあるけれども、こういうことを言ってまいりましたというときには直ちに
建設省に
通知をする、そして
建設省もこれによろしいと言ったときのみに限るよというような話は、ついでにしておきました。したがって、
文書というものをそのとき取り交わしてない、結構でございます、そういたしますと言ったけれども、言葉の交わしじゃいけないから、
文書をもって改めてやってもらわなければいけないというので、このごろになってその
文書を、新たにお
約束どおり文書をもって
通知をするから、そのとおりだなということをお願い申し上げまして、そのときには
室町産業から
申し出があった場合には
市長合議をする、
合議をする前に、
室町産業からこういう
申し出がありましたが、いかがいたしましょうか、これなら私はいいと思うけれども、
建設省の御
意見はいかがでございましょう、こういうことを必ず
建設省にお伝え申し上げ、そしてその当否を問います、こういうふうにとにかく
長岡の
市長からの
申し出と
約束か成立しております。でありますから、私はその半分に対してもいろいろな話を伺いますけれども、これに対しての
利益はどうなるかわかりませんけれども、そういうように
処理をして、それは結構だろうから、
市民のため、要するにこれならば
国民にも
納得してもらうことができ得るだろうという
考え方を持って、
処理をした次第でございます。