○下村泰君 これ、
警察よりもむしろ一般市民の方がよほどはだで感じているのですよ。すでに、普通、俗に言いますならピストルのことをハジキといいます。ちょいと長い刃物ならヤッパというが、このヤッパとかハジキが多量に動いているというのは、大阪の南地区のそういう
仕事をしている、いわゆるクラブとかあるいはスナックを経営している全然かたぎの人たち、この社会から見れば。こういう人たちの方がはだで感じているのですよ。実は、この問題を持ち出しましたのは、私の弟子とそれからその友人の言葉として、第三次暴力戦争が始まりそうだというのですよ、もう目の前に。しかもいままでは、
警察の方も御存じでしょうけれ
ども、神戸の方では白昼堂々とピストルの乱射
事件があり、この間大阪の方でもありましたね。これがもし始まると、一般市民を当然巻き込んでくるのです、これは。いままでもそれで流れ弾に当たっている方もいるのですからね。一般市民の言葉として、どうにも法治国家として聞き逃せない言葉がある。本当は法務大臣にお聞かせしたがったのですがね。私、きょうは
質問する予定でございませんで、にわかに昨日
質問させてくださいと言ったので、法務大臣のお帰りになるのを私は見送りましたがね。
大阪府警と兵庫
県警は暴力団とつながっているから頼りないと。いままで、なるほど振り返ってみれば、大阪府警もそうだし兵庫
県警もそうだし、
警察と
警察官ですな、下手すると、出先機関の
警察官。それから、かつては、橋本
先生も御指摘になりましたが、兵庫の姫路署長がありましたね。そういうような暴力団との密接なもう癒着なんてそんなものじゃないのですよ。そういう関係を庶民の方が知っているのです、市民の方が。一番早い話が、京都の松原署というところがありますね。その松原署の管内の、箱番といいますね、あの中へ入っているお巡りさんを。この箱番が一年間満足に勤まったら警視総監よりか偉くなるというのですよ。いかに暴力団の勧誘が多いか、甘言を弄してこれを籠絡しているかということは、この市民の一言でもよくわかるのですよ。松原署のボックスで一年間勤まったら警視総監より偉くなるというのですよ。日本じゅうで一番かたい人物だろうと言われているのですよ。一般市民の方が、大阪府警とか兵庫
県警とか京都府警とか、これ頼りないと、こんなものあてにできないと言うのですよ。いついま目の前で第三次全国的な暴力戦争が始まらないとも限らないということを私耳にしたものですから、それできょうこれ実はお聞きしようと思ったのです。本当に
警察が全能力を挙げて——かつて
警察庁が山口組にばかにされた、そういう事実がありましたね。山口組系のある暴力団が、
警察の方がこういうことをやるならばくそ食らえと、頭のいいやつをうちの方で養育して、これを東大へ上げて法学部にやって
法律家として出して、法の裏をくぐって対抗するということを言ったのですよ。そのときに
警察庁の異例の訓令が出て、第二次頂上作戦か第一次頂上作戦か、そのとき打って出たはずですよ。そこまでなめられているのですよ、
警察は。いま
東京中心は、意外と
東京の中のやっぱりこれは組組織が団結して排除しています。したがって
東京近県で起きているわけですね。神奈川県だとか
千葉県だとか。大阪府警だとか兵庫
県警のことを頼りないから当てにならぬと言っている一般市民のその感情をぬぐい去るような
警察庁、いわゆる
警察当局ですね。市民擁護のたてまえからも、この暴力戦争を起こさせない、あるいは
事前にキャッチしたと先ほどおっしゃいましたけれ
ども、本当にやれるのかやれないのか。いつもしかしやるやると言っても起きているのですよ実際に。どういうふうにやるつもりか、それだけ聞かしてください。