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岩間正男君 だから食言だと言っているんです。それなれば速記録を読み上げなければなりません。「私らは、「持ちこまさず」という
原則を貫くためには、当然、
岩間先生がおっしゃるように国際
会議でも
主張しなきゃならん。ただし、それじゃその船を停止させて実態をいちいち検問して通すかということになってくると、ここが国際
会議上の問題になってくると思いまして……」となっている。「そりゃあ、おっしゃる
趣旨のことを努力するのは当然のことです。ですから
海洋法会議でそういう核兵器絶滅、これはカーター政権も言ってるんですからそれにあわせて、あい呼応してそういう
主張は強くいたします。」、これがわれわれの録音を起こしたところの速記録であります。核廃絶
一般の問題なんか言っているんではない。そういうことにも触れていますけれ
ども、はっきりこれは
海洋法会議でも
主張します、こう言っている。具体的な事実なんでありますね。
したがいまして、これは何百万の人たちが見ているんです。いわば公式の
国会討論会の席上です。ここで
政府が、まあ長官が訪ソの留守でありましたからその代理として出て、そうしてとにかく努力をいたしますということを明言しているんですね。それなのにまるで
政府の
態度というのは、
外務省の
態度はあいまいじゃないですか。
無害通航よりももっと緩い形でなんとか、腹にしまっておきましてなんとか、そうして一回でもそれを本当に本気になって国民の
立場に立って、国民の要望にこたえるためにこれは核積載艦を
国際海峡通過をやめさせるためにそういう努力をする発言をされましたか。していないじゃないですか。その点どうですか。私はそんな不統一じゃだめだと思うんです。
政府はどういうふうにこれは処理されるのか、官房長官の御
見解を伺いたい。