○安宅
委員 さっきの、私は統一
見解を出してくださいと言って、あなたが取り計らうことになりましたね。そこで、それの
理事会でもめたりしますとなんですから、当時の議事録からちょっと申し上げますが、澄田さんがどういう発言をしているかというと、書類はいま持っているんだと言うのです。そうしたら私は、いいですよ、後で、時間がないからと言っているのですね。二回も言っているのですね。そうしたら澄田さんが「
委員長、書類はいまここにございます。」と言っているのですよ。それで私はどういうことを言ったかというと、「だから、新韓碍子工業の名前になっているんですか。——だめだ。時間がないから後でいい。きょうはそれが主目的じゃないから。」と言って、そして荒舩
委員長は「後で出してください。」、こういうふうな命令になっているのですね。あなたの方で何も
意思表示してないのですから。出せないということになると予算
委員長の
立場がこうなるわけですから、ぐるりとでんぐり返るわけですから、非常に重要なことだということを付言しておきます。
それで、片一方では大来さんが明らかに別室で見せているのですからね。そういうことについて
政府の人たちがみんなどんな資料でもそういう場合は私企業同士の契約だから出せませんといままで突っぱねてきたから、こういうインチキなからくりのある
経済協力あるいは経済援助が行われた。ここが重要だという
意味ですから、さっき少し興奮していましたからね、だから冷静になってきちっとよく念を押しておきます。
それで、私は追加して申し上げたいのですけれども、結局、先ほどの発言にあったように、まず不法な契約、個人的な契約をしたりあるいは謝礼金ですね、これは商慣習でその程度だったら当然だ、それはいいことか悪いことかは別としてと言っています。しかし、これは不履行だということになりますと、大きな多国籍企業というのは常にそういうことをやって、在外法人を通じてからくりをやっているということが具体的に私の発言の中では明らかになっていると思うのです。ただ、その証拠はそのときの頭金の受け取り方がはっきりしないから問題があるので、これはあなたの方で統一
見解では出せないといまのところがんばっているのですから、そういうことを明らかにすることができません。さらに、機械代金その他についての内容を私ら非常に疑惑を持って見ているわけです。したがって、これも出すことができないと言うのですから改めて言いますが、PRO−M−六九−一三〇三三という輸出承認書を確かめるためにどうしても出してもらいたいのですが、出せない場合、これははっきりさせなければなりません。そのためにまた
日韓の方で、日の方は指を丸めて金を
意味する発言があって、場所まで特定して私申し上げておりますが、こういうことを含め、あるいは
日本碍子から動かされたという二人の代議士さんですね、この人の行動なんかもはっきりさせなければ、この
日本の汚い経済援助というのはどこまでもそのままずるずるになっていくおそれがありますから、こういう
意味で私は先ほど言ったように日商岩井の当時の次長さんですか、河原進二さん、それから当時の通産省の課長さんをしておった、いま石油資源
開発株式会社の常務さんをやっているそうです、この人。それから
日本碍子はどういう
立場でやったか、やはり
日本の企業を守るためか何か知らないけれども、お二人に頼んだということをはっきりさせなければならないという
意味でそこの社長さんの
福田克美さん、それから技術協力をした朝日碍子の社長の鈴木芽さん、この人は非常に怒っているのですよ、
韓国でたらめだと言って。それから日商岩井の次長さんだけでは頼りないから日商岩井が一体どういうふうにやっているのかということについて、これは経済援助のあり方について重要ですから辻良雄さん。それから大変言いにくい話ですけれども岸さんを証人として呼んで、これは国会で徹底的に調査する。そうでなければこの
日韓汚職、そういうインドネシアまで含まってきた日米韓のそういう汚い問題がはっきりしないままずるずる行くおそれがあるということを私は非常に心配しますから、それを喚問して調査する、そういう機会を与えてもらいたい。
委員長のお
立場でひとつ御配慮賜りたいと思います。