○大出
委員 そういうこそくなことをするのですね。これはSECにたたかれたのです。あわててあなた方いろいろなことをする。もうトンネル
会社ばかりつくっている、片っ端から。それこそトンネルだらけだ。話にも何にもならぬトンネル。(「やみトンネルだ」と呼ぶ者あり)そうだ、やみだ。全くのやみトンネル。
いいですか、もう一遍言いますが、いま私が指摘したようなパーマ・オイル・タンカーズ、パーマ・オイルの子
会社、これが五七・二五%、それからインドネシアのプルタミナの総裁ストウ氏が持っておる香港の
会社エドナ、これは悪名高い
会社、これが二〇%、それから
日本のファーイースト・オイル、三井中心です、これが五%。しかも出資額に応じて利益を分配するという趣旨の文書が交換されている。いいですか。したがってこのペーパーカンパニー、パーマ・オイル・シッピング社、SECにこれは指摘されたじゃないですか。皆さんの方は大騒ぎになったんだ。なぜならば、
日本のこのファーイースト・オイルというのは、この契約書に出てくるんだ。証人になっておる。東澄夫、ファーイースト・オイル・トレーディング社、これが売り主のイブン・ストウ総裁と、買い主の関西のユーザー五社、この間に証人になって、プルタミナとの間の契約書ができている。このときに利益配分が決まっている。決まっているから、英国のパーマスト・シッビング社、後からパーマストと言っているのだけれども、孫
会社を
一つつくって、全くのペーパーカンパニーでその株の割り振りを決めた。割り振りを決めて、
日本側が五%の配当、つまり利益の五%の配分を受けるように仕組まれた。しかもこの
会社の輸送契約を、このトンネル
会社、パーマスト・シッピング、これがプルタミナと契約を結んだのじゃないですか。四十八年十二月三日、これが出発じゃないですか。これがさんざんっぱらたたかれて、SECでも大騒ぎになってたたかれて、利権配分
会社である、利権配分トンネル
会社であるとやられて、
日本のファーイースト・オイル・トレーディング、東澄夫さんの、三井その他が中心になっている、インドネシアと全部やみトンネルがつながっている
会社、これも利権配分の
会社だと指摘をされて大騒ぎになったんじゃないですか。そういうでたらめな
答弁をしてはいけませんよ、自信を持って調べているのだから。
まずもってこの二つルートがある。
一つはこういう利権配分が決められていて、ジャパン・ラインが入ってまいりまして、タンカーのキャンセルという問題等をめぐって表街道ではパーマ・オイルから三百万ドル朴東宣が取ったことになっている。だが、SECが
調査するとそうでない。流れていっている先は二つあることが明らかになっている。その二つの先、これは裁判所でも述べられています。香港のエドナ社、こっちから流れていっている贈賄のルートというものが
一つある。それから例の朴東宣のバーミューダのトンネル
会社フォンタス社、これを使って流しているのがある。これがSECで問題にした中心点なんですね。あなた方、この大変な利権、これが背景にあってハイ・シッピング・オフィシャル・イン・ジャパン、つまり
日本の海運高官に三百万ドル、二回に分けて贈賄が行われている、この方。そして
日本の
会社が株主なんだから
関係がないことなんかない。それともう
一つは、今度はタンカーの建造、パーマ・オイルがゼネラルダイナミックスにタンカーを七隻頼んでいる。七隻頼んでいるのだが、その一隻について五百万ドルというリベートが、これは大変前から業界の間で流されている。
ところが今度は船価の値上げ、つまり一億ドルで一隻のタンカーをつくることになっていた。これが昨年ゼネラルダイナミックスは一億ドルを一億五千五百万ドルに値上げすると言い出した。大騒動が起こったわけですよ。インドネシアのプルタミナとの契約の
関係で、つまり当初契約というのは建造費が高くなったものを全部
日本がかぶることになっていたのだから。いみじくも五〇%強の値上げなんだが、強の
部分の五百万ドルというのは、この一隻のリベートの五百万ドルに当たるのだ。一億ドルの建造費を五〇%値上げをする。五百万ドルおまけをつけて一億五千五百万ドルに値上げをする。大騒動が起こったでしょうが。皆さんの方は大騒ぎをしてパーマ・オイルを東京に呼んだじゃないですか。呼んで、ユーザー五社を入れて値上げの相談をしたじゃないですか。それで覚書をつくったじゃないですか。この覚書さえあなた方は出さぬじゃないですか。それで二ドル三十三セントというとんでもない、ほかのLNGに比べて何と一五%以上も高い価格を決めたじゃないですか。ここらの覚書も契約も一切合財あなた方は出さぬ。タンカーに関する限りはCIFの契約だから
日本に
関係ないとうそぶく。大変な四千四百億もの国民の金を投入していて、しかもその輸送部門の変わり方によって大変なLNGの値上げになることはわかっていて、そういう契約が結んであって、
質問書を公式文書で出したって――高田富之さんは
法律に従って出した。
関係ないと言う。私が予算
委員会で
質問するからと文書をやったって、あなた方は
関係がないと言う。そういうことで一体審議はできますか。答えてください。