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永末政府委員 私もこの日経新聞を読んでおります。読みましたときに私非常に
内容が不正確であるということについてふんまんに思ったわけでございます。ただ、一新聞のことでございますので、大きな声で反論するほどのこともないというような気持ちでいたわけでございますが、せっかくの
先生の御
質問でございますので、お答えいたしたいと思っております。
まず、名寄せの問題が出ているわけでございます。
簡易保険は、御承知のように何口でも入れるわけでございます。
最高制限額は
八百万、五百万で抑えられているというようなことでございます。先ほ
ども申しましたように、この
最高制限額を守るようにという点につきましては十分に
指導を徹底してきたつもりでございます。これは超過契約の問題としてずいぶん
委員会においても取り上げられた問題でございまして、決して
最高制限額を超えてとってはならないということを強く言っております。したがいまして、もしこれがよその局で、違う局で入ってきた場合、地方
簡易保険局でチェックするようにいたしております。また
郵便局におきましても、一カ月分をまとめたりあるいは半年分をまとめたりしまして超過契約がありはしないかということをチェックするようなシステムをとっておるわけでございまして、現在こういった超過契約の問題がいろいろと取りざたされるということ、実はこれに対しては私は非常に反発を感じているわけでございます。
そのほかにもいろいろと、話法の問題でございましょうけれ
ども、たとえば保養センターを
勧誘の武器にしているというようなことも取り上げられているわけでございます。保養センターというのは、民間
保険は持っていない、非常に
簡易保険独得の施設ではないかと思うわけです。これも全くほかのところからお金が出てきているわけじゃない、やはり
加入者の
方々のお金で建てられている施設であるわけでございます。したがいまして、こういったことが
簡易保険の特徴であるということを宣伝するということは当然のことであろうかと思うわけでございます。ただ、
保険に入らなければセンターを利用させないぞというような
募集の仕方であるとするならば、ちょっと問題ではあろうかと思いますが、同じ
加入者の
方々がつくられたセンターであり、
加入者の
方々もみんな喜ばれているわけでございまして、こういったことを
簡易保険の
一つの特徴として言うことは全く差し支えない、何もいろいろ言われるいわれはないというふうに私
考えているわけでございます。