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小川(新)
委員 とにかくここで議論していたって、だんだん頭へきましたよ。無責任な、何が
地方債、
地方を救うのだ、そんなばかな話がありますか。口ではうまいこと言って
地方を救っていこうとか
財政がどうだとか、何言っているのですか、本当のこと言って、こんなばかげたこと、私、
質問していて頭にきたことはないです。これは銀行が取らなくてもいい金じゃないですか。
自治省だって
大蔵省だって本当に
地方のいまの
財政の面で救える——抜本的も根本的もできない、
交付税率のあれもできない、何もかもできない、縁故債に頼れ頼れと言っておいて、その縁故債やれば手数料まで取られていた実態がきょう明らかになったのではないですか。いままで一回だってこんなこと
委員会に出ないじゃないですか。その証拠には額も調べてないじゃないですか。そんな無責任な
政府がありますか。行政指導するとかしないとか、商慣習だとか、政治というものは果たしてそういうものなんでしょうか。昭和五十年度の上半期、下半期の決算で銀行がどれぐらいもうけているか、あなた方が一番よく
御存じじゃないですか。一カ月に千二百件も千四百件も中小企業がばたばた倒れているときに、首つりの足を引っ張るように歩積み両建て、そして拘束預金、見合い預金、何回注意したって、川口の本店で振り出した手形の割引を今度積み立てるための歩積は大宮でやらしている、大蔵
委員会で口が腐るほど言われたって改善されていない。私は、まさか
地方公共団体や公団や公社のこういった連中の縁故債の手数料なんというものはないと思っておった。百円につき一円八十銭も取っている。これは
小川大臣の言うのが本当に筋が通ると私は思うのです。行き過ぎは是正するのが政治であり、間違ったことがあったらそれを注意するのが関係当局であって、それは知らないのだ、そういうことは構わないのだ、もうけ過ぎなんだ、あなた方の話し合いなんだ。しようがないから、縁故債を消化しなければ
地方財政ができないから、どんなに手数料を言われたって泣き泣きやっているのが
実情でしょう。じゃ縁故債だめだからと言って、いやだと言っておれはやらない、
財源は何から払うの。聞きたいです。何もないでしょう、
財源は。現金が入ってこないのだったら借金する以外にないでしょう。
私はもう一遍お尋ねしたい。
大蔵省、何らかの手を打って、これ以上まず上げさせない、やめさせる、いくつまでならこれは許す、何らかのかっこうで、これはきょうここで
委員会ではっきりなったのだから、明確な指導をすべきであると私は思う。それが政治の情けであり、
地方公共団体の
財政危機を救うわずかささやかな
政府の、これは甘露の涙ですよ。これぐらいのことができないのだったら、
地方交付税率の
アップなんかできるわけないのだ、こんな簡単なことができないのだったら。私はこの問題できょうは費やしてしまった、本当のことを言って。
答弁が余りはっきりしないから。自治
大臣、私の気持ちわかってもらえるでしょう、お互いに同じ
小川という姓を名のっているのだから。坊
大蔵大臣だって、私は尊敬しておった。御僧侶の出身でしょう。違うのですか、お坊さんじゃないのですか。本当に、もっと情け深い
大蔵大臣で、この公共団体のいまの
財政を救うために、銀行がこんなことをやっているのだったら、おれは何らかの適切な
手段を講じてあげようというのが、
日本の
財政をつかさどる
大蔵大臣の決意であり、国務
大臣の襟度だと思うのです。私の言っていることが間違っているのだったら、間違ったと言ってください。何にも無理なことは言っていないのだから。あなたに富士山に駆け足で上がれなんて言っていないのだから。
大蔵大臣としてできること、そのことを言っているのじゃないですか。いかがでしょうか。これは
大臣に聞きたいのです。