○
中西(績)
委員 鉱命に対する影響は余りないんではないかという指摘のようでありますけれ
ども、このことに関しましては、いままでの
石炭政策、それに基づく各山をつぶしていった経過から
考えてみましても、七あるいは十一番層を切り捨てた場合に、確かに
企業としての
生産コストは保たれるにいたしましても、この鉱命が果たしてそのように影響なく続けられるかということになりますと、ここの場合には約七百五十メートル程度
深部にあるようでありますから、さらにこれが最
深部に入っていくという
条件からいたしますと、私は、また大変な
内容を含んでおるんではないか、こう
考えますだけに、この点についてはもう一度再
検討していただきたいと思います。
そこで、もしこの鉱命をさらに延長し、
一般炭をある程度
確保するという、こういうことからいたしましても、炭価の引き上げあるいは
見直し、そして、さらにまたこの
地域、特に北空知炭田の
地域というのは地層の
関係から申しますと大変複雑であり、しかも、この
赤平の場合が最も複雑な
条件の中にあるようでありますから、こういうことを
考え合わせていきますと、機械化をある程度しなくてはならぬし、そのことによって
生産コストを切り下げるな
ども考えてまいりますと、この傾斜の非常に強い欠口払いなどにおきましては、機械でなしに人の手による採掘が大変多く行われておる、あるいは直接夫よりも間接夫が非常に多く必要だという
条件等がありますだけに、これに対する機械化をどうするかということとあわせて、特に指導なりあるいは炭価
見直し等を含めてお
考えになっていただきたいということを特に強く
要請を申し上げ、そしてまた、この北空知炭田における特別
対策、全般的にやはりあるわけでありますから、この点についてはお
考えいただきたいと思うわけです。この点に対しましてのもし
お答えがいただければ答えていただきたいと
考える次第です。