○大成
委員 ただいま
外務省の御
答弁を承りましたが、予算
委員会、分科会あるいは
外務委員会等で繰り返し御
答弁されたこととちっとも変わっておらない。同じようなことである。それで結構なのかもしれませんけれども、これでは特にこの海洋秩序に対する
日本の対応が後手後手に回ってきたということで、日ソ間においてもずいぶん苦しい
外交を強いられてきたわけでありますが、そういう批判というものは免れないだろうと思うわけであります。特に、ベトナムが二百海里宣言をしておりますけれども、
わが国の経済水域というものに対するもっと前向きの取り組み方をしていかないと、さらに日ソ以上の悔いを将来の
日本に残すだろうと考えるわけでありまして、この点は
意見として申し上げておきます。
次に、通産省に承りたいと思うわけでありますが、この
共同開発区域、すなわち
韓国側と重複した第七
鉱区に対する
日本側の出願者と
開発権者との
関係でありますが、御承知のとおり鉱業権は先願権がありますから、現在
鉱区の出願をしておる方々がその先願権を認められるものと思うわけでありますが、これに対する大臣の御
意見をまず第一に承りたいと思います。
次に、
日本側の
権利の
関係でございますが、費用は折半の負担である、また、取り分も折半であるということでありますが、
日本側の取り分の中にいわゆるメジャーの取り分というものはあるのかどうか。要するに、取った油は
日本を経由しなければという条件があるやに聞いておるわけでありますが、その
日本以外のメジャーの利権についての
内容を承りたいと思います。
三番目に、すでに、今日、エカフェの調査以外にも各社もそれぞれいろいろな物理
探査をしてきたと思うわけでありますが、この資源の賦存について、昨日
国会の
答弁の中で、いわゆる七億キロリットルとか三億キロリットルとか言われておりましたが、その七億キロリットルはないというような訂正がなされた旨新聞に発表になっておるわけでございますけれども、この各社のその後の調査というものはどの程度の物理的な調査をなされ、その資源賦存についてどのような結果を推定しておられるのか。
いわゆる政府の書面には有望な
石油の埋蔵地帯であるとあるが、その有望なというのはいかなる具体的なデータによって有望という推定をしておられるのか。あるいは金庫はあるけれども中には金は空っぽかもしれません、あけてみなければわからぬということかもしれませんけれども、そういった民間側のその後の調査の結果について、どのような
内容であるかを承りたいと思うのであります。
次に、通産省に承りたい四番目の点は資源
探査の問題でありますが、
探査の工法、技法というものはいまだ具体的にこの
国会において明らかにされておらないわけであります。この生産、操業システムについては、今後の
開発を待たなければならない点も多々あると思うのでありますが、いま言えることは、常磐沖の二百十メーターとか、あるいは北海の百六十二メー夕ーとか、あるいは阿賀沖の百八十メーターとか、いずれも固定式のプラットホーム方式で
探査あるいは採掘をしておるわけでございますが、この具体的な
内容について承りたいと存じます。
次に、この
探査の費用ですが、一本ボーリングをするのに二十億かかると言われておりますが、現在、政府として、この
探査のために、この法律で決められておる
探査期間中に要する費用というのはおおむねどのくらいかかるのか、
お答えを願いたいと思います。
また、これによって政府としては、いわゆる投融資枠の拡大であるとか、あるいは融資比率の引き上げだとか、いろいろなことの要望がなされておるようでありますが、
石油公団の融資の
内容において、あるいはまた過去の実績等からして、この
探査のためにどのくらいの融資がなされようとしているのか、承りたいと思います。
七番目に承りたいことは、固定式のプラットホームがつくられるわけでありますけれども、このプラットホームの上にはその保守の要員がおられるはずであります。私もサウジ、クウェートの沖合いの海中油田も見ておりますし、現場も見ておりますけれども、泊まりがけで保守の作業をしておるわけでありますが、このプラットホーム上の要員というのは、
韓国と
日本と同じ数だけの要員が保守のために、あるいは作業のためにそこに乗っかるのか、あるいは
日本側だけが乗っかるのか、そういう
取り決めはどうなっておるのかを承りたいと思います。
特に、この
共同開発区域は、領海以外のところは公海でありますから、公海上はソ連の潜水艦や軍艦が通航したり演習したり、自由にするところだろうと思うのです。そういった
関係等も考慮しながら、この施設の保守、防衛というものはどういう
考え方で行われようとしているのかを承りたいと思います。
以上、通産省
関係に承りたいと思います。簡単で結構です。