○
渡辺(三)
委員 これは非常に重要な問題ですから少しお聞きしたいわけでありますけれども、言うまでもなく、この中核工業団地をつくるということは、そこに地域とマッチした有力な
企業が張りついて、そして生産活動を開始する、あるいは
産業活動を開始するということでなければせっかく整備された団地がつくられても意味がないわけであります。今日の
経済事情の中では、こういう大規模な中核工業団地でない、いわばこれまで各都道府県ごとにつくられてきた団地に張りついた
企業の
経済活動も必ずしも思わしくないものがたくさんありますし、これはこの
委員会でもいままでいろいろ議論がされました。それから、新しくいま張りつこうとしているところもなかなか来ないというふうな実情も御承知のようにあるわけです。まして、今回のものは非常に大規模な工業団地であり、しかもこれは米沢をトップとして次々に、先ほど来お話のありました八つの中核工業団地ができ上がっていくわけですから、ここに具体的に
企業を持ち込むということは非常に大変である。
一般論としてはいま局長がおっしゃったような
状況だろうと思いますけれども、具体的に団地ごとにどういう
企業を張りつけようとするのか、その折衝はやはり通産省あたりが公団と協議をしながらも
指導的な
立場をとらないとむずかしいのではないかと私は思うのです。いま局長がおっしゃいました一般的な考え方は、公団の出されました
基本計画作成の方針の中で、導入すべき業種の選定についても明らかにされております。それから、
工場敷地の標準規模の
検討、つまり宅地割りの中でもその考え方というものが出されております。ですから、私ども一般的にはわかるのですけれども、五十二年度、おそくとも五十三年度には団地内の造成が終わるというかっこうになれば、当初の
計画から若干ずれるかどうかわかりませんが、早晩具体的に
企業を張りつけなければならない。
こういうふうなところまできておるわけですから、もう少し具体的に、たとえば米沢の場合にはこういう
企業、あるいはこういう種類の業種というように、もしこれらの諸団体とも話し合いを進めているものがあればそういう話し合いが進んでいるとか、何かそういう具体的な
中身について少しお聞きしたいわけです。