○松本(操)
政府委員 まず数字の違いでございますが、私
どもの丸めない方の数字を申し上げますと、改修前、つまり五十年十一月が九十二・六。全機改修したのが昨年の十一月でございます。なお
日本全国では
あと三機残っておりますけれ
ども、一応大阪に出入りするという前提を置きますと、全機改修を終わったのが五十一年十一月でございますが、そういう状況で計算をいたしますと九十一・八、その差が〇・八WECPNLでございます。
それから、丸めた数字で計算をいたしますと、九十二・七と九十二・〇でございますので、その差が〇・七WECPNL、この〇・七WECPNLという差が確かに数字上ございます。
それでは、この〇・七という数字がどれだけの意味を持つのかということになりますと、これは非常に
議論のあるところであろうかと思います。ただ、いま
先生の御
指摘は、どうせ出すならアップデートしたものを出せばいいのではないか、これは故意に古いデータを使って、つまり音の高い方を拾ってきて比較検討の対象にしたのではないか、こういうような御趣旨かと承ったわけでございますが、実はせんだっての本
委員会の席上でも私お断り申し上げましたように、この
議論を開始いたしましたのが五十年の十二月の時点でございます。それまでは私
どもは四十九年の四月の数字を一貫して使っておったわけで、一部にはこれを表に出してしまってあったものもあるわけでございます。そこで、比較考量いたします場合に、べースになるところがやたらと変わるということを避けようという単純な
考えで、しかも改修いたしましても、その効き方が劇的に効いてくるというふうな数字にはならないということもありましたものですから、そういう意味において五十年十一月の数字をそのまま前提とし、その後の変化というものを計算をしていった、こういう単純な
考え方でございます。特にそこに意図的なものがあったわけでもございません。いま
先生がおっしゃいますように、どうせやるならもう一度全部初めからやり直せばいいではないかというお
考えもあるいはあろうかと思いますけれ
ども、私
どもとしては、中間的にこういうふうな数字を、地元の方々に求められて去年じゅうずっと
説明もしておった、そういうふうな経緯もあったわけでございます。それが、次のエディションが出るとまたぱっと数字が変わってしまうということを避けようという単純な気持ちから、五十年十一月というスタートのときに決めた数字をそのまま踏襲した、それだけのことでございますので、何とぞ御了承をいただきたいと思います。