○坂井
委員 その後の
経緯につきましては省略をいたします。四十八年三月二十日、「
千代新」での
児玉とあなたの出会いにつきまして、
中曽根さんの
証言によりますと、「そんな話を私にしまして、」云々とこうありまして、「それじゃおれが
児玉氏に頼んであげよう、会ってみなさい、そういうことを私は言うたです。」つまり、あなたに
中曽根さんは一たん話をちゃんとした、
児玉さんに会ってみなさい、そう私は言った、
中曽根さんがあなたにちゃんと言った。言ったか言わなかったか、つまり、あなたの方は聞いたか聞かなかったか、これが一つ。
それから「そんな話を私にしまして」と、この情景まで
中曽根さんは
証言していらっしゃるのですが、「そんな話」まであなたはお聞きに——
中曽根さんの
証言が正しいとすれば、あなたは聞いているはずだと思いますけれども、聞かれたかどうか。その後さらにこの
証言は続きまして、「おれが
児玉氏に頼んであげよう、会ってみなさい、そういうことを私は言うたです。」それからその後ずっと続きまして、
中曽根さんが
児玉のところに
電話か何かで
連絡をする、
東郷さんに会ってくれるか、結構だということでもって、場所は「
千代新」、日にちはいつ幾日、こう決めた。決まったので、それを改めてあなたに「私は
東郷君に、こういうことだから会ったらいいでしょう」「もし時間があれば行きますよ」、こういうふうに
証言はなっているわけです。つまり、二回にわたってあなたに
連絡をした、それをあなたは聞いたのか聞かなかったのか、その点一点だけ、聞いたならば聞いた、聞かなかったならば聞かないということだけはっきりと、イエスかノーかで
お答えをいただきたい。