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1976-10-15 第78回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
昭和五十一年十月十五日(金曜日) 午後一時開会
—————————————
委員
の
異動
九月二十四日 辞任
補欠選任
望月
邦夫
君
藤川
一秋
君
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
柏原
ヤス
君 理 事 源田 実君
藤川
一秋
君 森下 昭司君 中尾 辰義君 小巻 敏雄君 委 員
岩動
道行君 糸山英太郎君 岩上 妙子君 亀井
久興
君 福井 勇君
赤桐
操君
杉山善太郎
君 加藤 進君
国務大臣
国 務 大 臣 (
科学技術庁長
官)
前田
正男
君
政府委員
科学技術政務次
官
矢野
登君
科学技術庁長官
官房長
小山 実君
科学技術庁計画
局長
大澤 弘之君
科学技術庁研究
調整局長
園山 重道君
科学技術庁振興
局長
福永 博君
科学技術庁原子
力局長
山野 正登君
科学技術庁原子
力安全局長
伊原 義徳君
事務局側
常任委員会専門
員 町田 正利君
—————————————
本日の
会議
に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
派遣委員
の
報告
に関する件
—————————————
柏原ヤス
1
○
委員長
(
柏原ヤス
君) ただいまから
科学技術振興対策特別委員会
を開会いたします。 まず、
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 去る九月二十四日、
望月邦夫
君が
委員
を辞任され、その
補欠
として
藤川一秋
君が
選任
されました。
—————————————
柏原ヤス
2
○
委員長
(
柏原ヤス
君) 次に、
理事
の
補欠選任
につきましてお諮りいたします。 ただいま御
報告
いたしました
委員
の
異動
に伴い、
理事
が一名欠員となっておりますので、この際、
理事
の
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
柏原ヤス
3
○
委員長
(
柏原ヤス
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
藤川一秋
君を指名いたします。
—————————————
柏原ヤス
4
○
委員長
(
柏原ヤス
君) 次に、先般
科学技術庁長官
に就任されました
前田正男
君及び
科学技術政務次官
に就任されました
矢野登
君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。
前田科学技術庁長官
。(
拍手
)
前田正男
5
○
国務大臣
(
前田正男
君) このたび
科学技術庁長官
を拝命いたしました
前田正男
でございます。 かねてより私は、
わが国
における
科学技術振興
の
重要性
にかんがみ、
科学技術庁
の
創設等
、
科学技術行政
の
推進
に参画してまいりましたところでありますが、
科学技術行政
をめぐって多くの課題が指摘されている今日、
科学技術庁長官
の職を担うこととなり、その責任の重大さを痛感しておる次第でございます。
科学技術庁
も本年をもって
創設
二十周年を迎えることになりました。このたびの就任に当たり、
立庁
の精神に立ち戻り、全力を尽くしてこの重責を果たす
所存
でございますので、
委員各位
の格別の御
鞭撻
、御
協力
を賜りますようお願い申し上げる次第であります。 申し上げるまでもなく、
科学技術
は、これまでの
わが国
の
経済社会
の
発展
と
国民生活
の
向上
に大きく寄与してきたところでありますが、最近において
わが国
は、資源・エネルギー問題、
安定成長経済
への
移行等
多くの困難な問題に当面しており、これらの諸問題を解決し、将来にわたって安定的な
発展
と
国民生活
の
充実
を図っていく上で、
科学技術
の果たすべき
役割り
は一層大きくなっております。このため、私は、このような新しい状況を踏まえ、
科学技術振興
のための諸
施策
を一層強力に
推進
してまいる
所存
であります。 中でも
原子力
は、次の
時代
のエネルギーを担い、エネルギー問題の解決に貢献するものでありますので、積極的にその
開発利用
に取り組んでまいる決意でございます。
原子力
の
開発利用
に当たっては、
安全性
の
確保
に万全を期し、
国民
の理解と
協力
を得ることが何よりも重要であります。このため、軽水炉の
安全性
に関する
研究等
の
安全研究
の
充実
、
安全規制行政
の
強化等
、
原子力
の
安全確保
に関する
施策
の一層の
強化
に努める
所存
であります。 また、
ウラン濃縮
、再
処理
、
廃棄物
の
処理
、処分など、
核燃料サイクル全般
にわたって
技術開発体制
の整備を進めますとともに、さらに、
長期的観点
に立ってエネルギー問題に対処するため、
高速増殖炉
、
核融合等
の
研究開発
を着実に
推進
する
所存
であります。
原子力船
につきましては、
日本原子力船開発事業団法
の一部
改正法案
が前
国会
から
継続審議
となっております。来たるべき
原子力船時代
に備え、
原子力船
の
開発
を引き続き
推進
するためには、同
法案
の
早期成立
を図る必要がありますので、
各位
の御
協力
をお願いする次第であります。 なお、今後の
原子力行政
のあり方につきましては、本年七月、
原子力行政懇談会
から
原子力行政
の改革、
強化
について
意見
が提出されましたが、この問題は特に重要な問題でありますので、さらに
関係各界
の
意見
を聞き、
基本的構想
をまとめる等、慎重に対処していきたいと
考え
ております。
科学技術庁
は、また、
宇宙開発
、
海洋開発
など人類の
未来
を開く
国家的プロジェクト
の
推進
に当たっております。
宇宙開発
は
気象観測
や
通信等
の面で画期的な成果が期待されるとともに、最先端の
技術
として、
わが国
の
技術水準
を引き上げる効果が大きいので、この際、当庁としての
開発方針
を取りまとめ、これに沿って各
方面
と十分連携し、引き続きその
推進
を図ってまいる
考え
であります。
海洋開発
については、新
海洋法時代
を迎えつつある現状に対処するため、
わが国周辺
の大陸だな等の多角的な
開発
、
利用
を目指し、総合的な
研究開発プロジェクト
を積極的に
推進
する
所存
であります。
科学技術
は、健康の増進、安全で快適な
生活
の
確保等
、身近な
国民生活
の
充実向上
にも大きく貢献するものであります。このため、各
方面
の
研究能力
を総合的に結集し、
地震予知技術
を初めとする
防災科学技術
、
ライフサイエンス等
の
研究開発
について一層の
充実
を期する
考え
であります。特に
地震予知技術
については、
関係官庁
と密接な
協力
のもとに
研究
の強力な
推進
に努めてまいりたいと存じております。 申し上げるまでもなく、
科学技術
の
研究開発
は多額の資金と
長期
間を要するものであり、
企画調整官庁
たる
科学技術庁
としては、
科学技術会議等
において十分御
審議
を願い、その
意見
を尊重し、
研究開発
の
長期的方向づけ
を誤らないよう特に留意していく
考え
であります。
関係者
の御
協力
を得つつ、この点に十分な留意をし、今後の
わが国
の
科学技術
の
振興
に当たってまいる
所存
であります。 重ねて
皆様方
の御
指導
、御
鞭撻
をお願い申し上げてご
あいさつ
といたします。ありがとうございました。
柏原ヤス
6
○
委員長
(
柏原ヤス
君)
矢野科学技術政務次官
。
矢野登
7
○
政府委員
(
矢野登
君) 一言ご
あいさつ
を申し上げます。 今回
科学技術政務次官
を拝命いたしました
矢野登
でございます。従来の所属しておった
国会
の
勉強
の分野からいきますと幾分変わっておりまして、非常に心配をしておったのでございますが、庁内に入りまして現在まで各般にわたって
勉強
を続けております。本当に
未来
を創造する役所ではないかというような感じで、今後一生懸命
勉強
してまいりたいと思っております。
委員長
さん初め
委員各位
の御
協力
、御
指導
をお願い申し上げまして
あいさつ
にかえさしていただきます。ありがとうございました。(
拍手
)
—————————————
柏原ヤス
8
○
委員長
(
柏原ヤス
君) この際、
派遣委員
の
報告
に関する件についてお諮りいたします。 前
国会閉会
中当
委員会
が行いました
委員派遣
については、
派遣委員
から
報告書
が提出されておりますので、これを本日の
会議録
の末尾に掲載することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
柏原ヤス
9
○
委員長
(
柏原ヤス
君) 御
異議
ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時九分散会