○黒柳明君 そこで、
三木総理、いま私がちょっと言ったように、これはもう何回も繰り返されていますよ。そうであったんだ、そうじゃないんだ、そうであったんだ、そうじゃないと、またそうじゃないんだと。これをいたずらに、失礼な言葉かもわかりませんけれ
ども、報道に流すということは間違いないとは思いつつ、灰色だとは思いつつ、もしかするとと、だからそういう者が立候補しても、その人の言葉、そうじゃないというと何となくそうじゃないと、それじゃうちの先生だけ犠牲じゃなかろうかと、こんなことにもなるんです。ここらあたりやっぱり反省してもらわなきゃ困りますね、客観的事実として。それはどうすればいいのかと、どうすれば。それにはより
判断の
材料を、
国民の皆さん方に物を提起するよりほかないじゃないですか。公判上でのシロクロがつかない問題ですから、これは。こういうところを私は
三木総理がこの九カ月かかって反省する
一つの点ではなかろうかと、こうさっき言った、それが一点。もう時間がありません。
それから、さらにここではもう具体的に言われております。これは法治国家である日本の
国会で法務当局がいやがる
氏名発表を行うことは
三木政権の謀略としてしか理解できない、
三木政権謀略、それから今回の
政府の措置は法治国家として
考えられない蛮行である、法治国家として悪例を残すことになる、これは
三木流の瀬戸際作戦、逆指揮権の発動とも言える、もう徹底的ですな、徹底的、
三木総理。それに対して、おれはよくやったんだ、よくやったんだなんて言うわけにもいかないじゃないですか。だから一番初めに言ったように、
国民が、われわれを含めてわからないんだから、もっと正確に
判断できる
資料を出しなさい、こういうことです。
それと第二点は、
児玉解明、解明たって十五日からもう二十日たっていますよ。ね、そうでしょう。十五日の
中間報告から二十日たっていますよ。解明たっていつできるんですか。もうこの辺で
児玉、小佐野
ルートの
中間報告もやるべきだったじゃないですか、今
国会中には。
中間報告、
児玉、小佐野、十五日はいざ知らず、あそこでも指摘されたんですから、今
国会でやるべき、今
国会もう終了となるならば
衆議院選挙前に
児玉、小佐野の
中間報告はやるべきじゃないですか、これは。その一点と二点。