○土橋
委員 いま
神山さんは人をだますような
答弁をしておられますけれ
ども、ここに挙っておる最初の一番えらい方は電波監理
局長でした。電波関係出身の人ですよ。電波と
郵便貯金とはどんな関係があるのですか。あるいは一番最後から二番目の方だって、御承知のように九州の郵政
局長さんですよ。
貯金と何の関係があるのですか。それは管内の郵便局で
貯金業務はやっておったかもわからない。あるいは真ん中の方だってそうですよ。名前を言っちゃ悪いから、真ん中の人ですよ。この人は何をしておったのか。みんな私はわかっておりますよ。そういうごまかしを言っちゃいかぬです。それは
郵政省におるのだから
貯金業務はわかるでしょうけれ
ども、そういう何か国会の場を人をだます場にするような、そういう
答弁じゃいけません。やはり誠実な
答弁をしなければならぬと思うのであります。私は、そういう観点で、
天下り人事はやるべきじゃない。そして広く人材を求めて、やはり
郵政大臣が、この人ならば世間のそういう評価、そういうものも大体適切だ、この人ならばこの
貯金会館の、
貯金の普及についても貢献するだろうというような人材を選ばなければ、電波監理
局長をしておった者が行っちゃって、それで
貯金業務に明るうございますなんて人をだましたって、だめですよ。そういううそを言う
答弁は、やるべきじゃないと思うのです。
私は、もう時間の催促が来ておりますので、本当はまだこんなたくさんあるのだけれ
ども、
加藤先生の顔を立てまして、あと一問で終わらしていただきたいと思います。
次は売りさばき所の要するに
手数料の問題の内容でありますが、現在、私
どもにいただいておる
資料によりますと、一万円以下の売りさばきをしてくださる方々が、全体の三三%、三万六千五百五十九軒あると言われておるわけです。これは四十九年度の調査です。一万円以上五万円以下が一万五千六百十二で一四%を占めております。五万円を超えて十万円までのもの、これが非常に数が多くて、二万八千三百十九で、二五%を占めておるわけですね。それで、十万円から二十万円までの方は、大体一万八千七百五十三軒で一七%を占めておられるわけです。そうすると、二十万円以下の売りさばき所というのは、この数字を目の子で計算いたしましても、恐らく全体の八〇%を超えておるわけです。特に一万円以下というのが三万六千五百五十九もあるわけです。したがって、一万円以下の、
切手売りさばき、印紙売りさばきをやっていらっしゃる方々に対して、やはりいま
阿部委員からもいろいろ指摘がありましたように、看板をかけて
切手をやって、おうちで人を配置をしておるわけですね。そうなってまいりますと、この方々に対してやはり適切な——
郵政省の宣伝もしておるわけだ。〒の字でちゃんと、
切手を売りますなんといって、
郵政省の宣伝をしてもらって、しかも人も一人そこに張りついておる、店もちゃんと構えた。こういうのに対して、いまの千円とか八百円という
お話がございましたが、いまどき八百円や千円でそんな
仕事ができますか。普通の商売をするのに、たった八百円や千円金をあげて、看板ぶら下げて、町のにぎやかな角店で、高い権利金を払って——まあほかの
仕事もしておりますよ。しかし、そういうことを
考えて、現在の経済の流通状態から見るならば、少なくとも一万円以下に対しては相当のものをとらなければいかぬじゃないか、こう私は思うのです。いかがですか。これをただ、一〇%与えておるからいいだとか、千円で間に合うとか、そんな金額の問題じゃないですよ。
郵政省は第一宣伝をしてもらっておるということ、人が張りついておるということ、店構えをきちっとしておるということ、これだけだって大変ないわば資産といいますか資本がかかるわけですよ。いかがです。