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井上(泉)
委員 それから私、目に見える川はそれでいいが、やはりそういう目に見える川と、そうでない、目に見えないけれ
ども非常に浸水防除に重要な
役割りを果たす下水道の
関係、持に高知市のようなゼロメートル地帯の多いところでは下水道工事というものを促進せねばならぬ、こういうように思うわけなのですが、その下水道工事の中での
二つの地点で、
一つは、江ノロ川の下水工事が完了すれば、私はこの
地域の浸水というものも大幅に解消されると思うわけですが、それが全体計画と予算の伸びぐあい、そういうようなものを見ると、来年も再来年も一体どうなのであろうか、こういう不安がしてならないわけなんです。現在、本管のいわゆる下水道工事もしておる、一方ポンプ場の工事もしておるわけなんですが、これらを早く利用できるような
状態にまで持っていくことができないかどうか。少なくともこれは五十二年なりあるいは五十三年ごろまでにはポンプ一基ぐらいの稼働ができるような
状態にこの下水道工事というものを進める必要がありはしないか、こういうことが一点。
それからもう一点は、やはり今度の大規模な浸水
地域を出した小石木、河ノ瀬、これら同和地区が約千世帯あるわけですが、この
地域におきまする通称小石木というところの下水道計画にいたしましても、今年やっと一億一千万の、まあ市の当局に聞くと、
建設省の方からも
要望どおり満額予算も配分がされて、工事にも着手をした、こう言われておるわけですけれ
ども、五十一年度一億一千万の工事費であったら、五十二年、まあ予算のつきぐあいによるわけですけれ
ども、いまの普通のペースでやればとても二年、三年先じゃない。そういう点からも、この間の住民大会でも、下水道工事の早期完成ということがこの
地域の排水をよくするためのかなめだ、こういうように言われておるわけですが、この
二つの下水道工事について、私はなるべく早く、そして少なくともこれが普通のペースでこの工事をするのではなしに、こうした
災害常襲地帯であるし、ゼロメートル地帯であるというところから、なお突き進んで取り組んでいただきたいと思うわけですが、その点についての
建設省の
見解を承りたいと思います。