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小林(進)
委員 思わざるところで
国会を尊重などしてくださる。実にこれはとんでもない尊重みたいなものでございまして、それならもっと早く尊重してもらえばよかったのでありまするが、それはそれとして、やはり学者の中でも、少数意見かどうか知りませんけれ
ども、
国会の
告発を待たずして、確信があったら
起訴してもいいじゃないかという意見があることは、もう御
承知のとおりであります。
私がなぜ具体的にこれをお聞きするかというのは、この
偽証の問題は
大久保だけに限った問題ではないと私は
判断しております。まだ
国会には十数人の
証人を呼びました。まあこれは私の主観でありまするけれ
ども、あるいは全日空の渡辺副社長のごとき、あるいは小佐野賢治さんのごとき、そう言っては、名前を挙げてはなはだ失礼でありまするけれ
ども、次から次へと、やはりここで
偽証罪の成立するものと思われる濃厚な人物がいるのであります。皆さん方が
逮捕された、そのためには、
国会の
告発を待たなければ
起訴できないというと、われわれの方も大変忙しくなります。それはまあ、あなた方とわれわれとは
関係はない、同じく独自とはいいながら、やはりわれわれは
捜査当局に、ある程度は行政府にも協力するという意味で、そのために独自の
告発問題を審議するためには
委員会を開かなければならぬ。忙しくなります。できれば、ぱっぱぱっぱと怪しい者は全部
起訴をする、私は、
検察陣の事件促進の意味からいっても、
告発を待たずして、濃厚なる者はばしばし
起訴するという新しい方向の方が、新しい判例を開く意味においてもいいのではないかと思う。この点をいま一度、少数学者の意見も含めてひとつ御答弁をいただきたいと思います。