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大出委員 これは最終的につぶすんだというようなことになると、労働省が認可した法人だから、しかも一これだけそうそうたる前労働次官から始まってずらっといるんだから、だから信用度絶大でございますから、そういう結果になったのですから、しかも三億に近いそういう
犠牲者がいる
わけでありますから、それが零細な人をいっぱい網羅しているとなるときわめて責任重大で、それならば労働省相手に
訴訟になってしまう。そうするとまた
法務省の訟務部へ行ってしまう
わけですから、何年たつかわからぬ。それでもやらなければならぬときはやらなければなりませんけれ
ども、私は余りそういうことは好まない。労働省の傘下には事業団その他いろいろございます。そこだけではうまくいかない、やり切れない、事業団になって必ずしもうまくいってない。だとすると、この種の財団法人等をこしらえて働く
皆さんのためにレジャー施設をつくっていこう、これは
一つの明確な間違いない方針なんですね。それをやってみたらつぶれた、前労働次官まで入っていて、なんということになっちゃ困るのです。だから私はめったなことでつぶすべきでない。それは大蔵省は金を出さぬかどうか知らぬけれ
ども、補助金問題だってあるんだから。これだけのことをおやりになるなら責任を負ってくれと私は言いたい。
ところが、そういう
質問をしようと思うと、私の友人を通じて何かやめてくれと言わんばかりの話が来たり、あなたがきのう聞きに来るからしようがないから
説明をすれば、家へ帰ったら途端に電話がかかってきて、そんなこそくなことをしなさんな。全くけしからぬ。だから本来ならば、きょうはただでおかないつもりでいたんだけれ
ども、まあ物事を荒立てるだけが能じゃない。もう一遍私の方でがまんしますから、やはりもう少し責任ある明確な——働く
人たちのレジャー施設という名において、山ほど
犠牲者をつくってしまうなんというばかなことを許せないですよ。しかも警察庁でも、なぜ告発を取り上げぬと言って再三話しましたか、そうしたら
調査してみます。——捜査ではない、
調査してみます。その結果は、
大出さんもおっしゃるように詐欺容疑まことに濃厚だ。これはこの間の
委員会で明確に
お答えになったでしょう。それで改めて弁護士その他に話して、告発の資料を警察側はいただいて、正式に告発を受けて捜査に踏み切りますと言って踏み切ったでしょう、警察が。明確に詐欺容疑あるでしょう。そういうことをやらしておいて、そうそうたるメンバーがずらり並んで、こういうばかな話はありませんよ、東竜太郎さん以下全部いるんだから。そうでしょう。だからこの責任を負わないようでは、将来——私だって石田博英さんか労働
大臣のときに、厚生年金資金五十億出してくれと言って総評の副議長
時代話して、新宿の厚生年金会館つくったんですよ。やってできないことはないんだ。やはりそのくらいの気持ちにならなければできやしませんよ。握りげんこつで五百万の資金でやれと言ったって、三菱の寺尾さんだって顔を出していて途中でいやになって逃げちゃったというようなかっこうになっている。あとの始末はというので幹事会か何かに預けるから、幹事会が詐欺まがいの金を集める。そういうことを労働省監督課の方にさしちゃいけません。だからひとつまた機会を求めて、もう少し私も調べて物を申し上げますが、せっかく
皆さんが夜お帰りになってからまで心配して、いろいろ私の知り合い等に電話をおかけになる。気に食わぬけれ
ども、事を荒立てるのが能じゃないからがまんしますが、いまの御答弁をとりあえず承っておきますが、ひとつぜひ御相談をいただいて明確にしていただきますようお願いをいたしておきます。
それから、総務長官お見えになりますから、もう一件だけでおしまいにいたします。二件並べて申し上げますから、御報告だけいただきます。海上保安庁においでいただきましたのは、実は時間をかけて詰めたかったんですけれ
ども、残念ながらお待たせしながらこういう結果になって申
しわけない。
私、あの管区に参りまして壱岐、対馬から朝鮮海峡周辺まで回ってまいりました。実は半島から密入国をされる方々がたくさんございまして、対馬の島民の
皆さんを含めましてわずかな海上保安庁の船、人でおやりになっている
わけでありますから、何ともどうも人を見れば密入国者に見えるということを本部長さんおっしゃっていましたが、厳原の警察の方々にしても悪戦苦闘しています。したがって、こんなことにしておく
わけにはまいらぬ。しかも最近はやり方が非常に手が込んでおりまして、荷物を運ぶがごとく人を乗せて上をふたしてしまって荷物と同じように運ぶ。排せつの処置も何もない。まさに息絶えなんという形で見つかったりしています。こういうことを放任はできない。しかも首つりの足を引っ張るがごとく、五十万とか六十万とかいう密入国に手をかす諸君がそのための金を取っている。こういうことを放任できない。だからこれは入管の次長、なくすそうでございますけれ
ども、
法務省を含めて一体この点はどういうふうに考えるべきかという点を
一つ承りたい。時間がございませんから、長い答弁は要りません。
それからもう
一つ、横浜刑務所というのが笹下というところにございますが、これがもう
人口密集地の盆地の真ん中みたいなところにありまして、周辺の家庭から作業環境その他が全部見える。撤去運動が起こるという時期に、周辺の道路、排水の処理等を私この席で
質問をしまして、かつてそれをおやりいただいて、周辺もとりあえずがまんをして今日に至っている
わけでおりますが、その後私が何回か
質問を続けておりますけれ
ども、最近における
皆さんのこの刑務所についての扱い、どうお考えになっているのか、あわせて二件ひとつ承りたいのであります。