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三谷委員 いまお答えになりましたことですが、九百七十万円というのは四十九
年度のトータルなんでしょう。四十九
年度におきます
国庫補助単価というのは六百二万円なんでしょう。ですが今度八百五十万円になりましたのは五十一
年度からなんですね。いま私が二千万円と申しましたのは過去の事業費ではない、これから予定されている事業費ですね、見積もりを進めている段階の事業費は二千万円なんだ。だから時間のずれがあるわけなんですよ。あなたがおっしゃっていますのは九百七十万円に対して八百五十万円の補助金というのでなしに、九百七十万円の平均単価が出ましたときには六百二万円の補助しかなかったのですよ。それを今度改正をして八百五十万円にするわけなんですね。八百五十万円にしました段階には実勢価格もまた上がっているわけなんです。これは九百七十万円じゃないわけなんですよ。一千万円を超すに決まっているのだ。補助の改善の過程におきまして絶えずそういう時間差が出てきている。この時間差について何ら考慮を払わずに、次元の違う場合の実勢単価と補助金をお挙げになって説明なさいますから混乱してしまう。ですからいま二千万円といいますのは、いま進めております予定単価でありまして過去の価格ではない。しかもその予定単価というのが、五十一
年度におきましては補助額が八百五十万円に改まったわけなんです。それと比べまして問題があるということをお尋ねしたわけであります。
それから羽曳野の問題でありますけれ
ども、これはいろいろやり方につきましては研究を加えまして、元来が
赤字団体でありますからぜいたくな施設はできっこありませんけれ
ども、いまの段階でどの処置が一番いいかという点をいろいろと研究をして、
大阪府あたりとも相談を重ねましてコンクリートブロック化をするという方針を打ち出したわけなんです。これはやむを得ずやったわけなんです。それまで山にほかしておった。ところがそこから公害水が流出しまして大変な問題になってきましたから、やむを得ずそういう処置をとりましたが、この埋め立て処分地施設には新規の
補助制度を取り入れたわけでありますから、残かいのコンクリートブロック化の工程についても補助対象にしないのはなぜかという疑問が当然出てくるわけなんです。一生懸命
努力して、財政難の中でこういう公害防止の仕事をやっているわけでありますから、それはむしろ奨励をして補助をつけるということをやっていかなくちゃいけませんが、それをおやりにならぬからおかしいではないか、法令に基づいて環境保全の義務を果たすために積極的な
努力をしておるのに対して、奨励補助の対象にもならないというようなことで、こういう環境行政というのが果たして進むだろうか。そういう姿勢の中にごみや屎尿の始末ができない重大な要因があるんではないかというところに、私たちは問題意識を持っておるわけなんです。これについてお答えいただきたい。
時間がありませんが、もう
一つ聞いておきたいのは超過
負担の問題ですけれ
ども、超過
負担超過
負担とおっしゃっておりますが、超過
負担はいつの場合でも古い実施単価を基礎にして改善されますから、改善されましたときにはすでに新しい実勢単価というのが騰勢に転じているわけです。だから超過
負担はいつになっても解消しませんね。ですから、私は
自治省にお尋ねしたいのですが、超過
負担というのは、たとえば三年間くらいにわたって調べる、五年間くらいさかのぼって調べる、——ですから失った損失が補償されないわけだ。超過
負担を改善する改善すると言いましても、いつでももう改善したときには新しい単価が上がってしまって、いつになっても超過
負担は改善されませんから、失った損失というものが回復されません。この回復されないことは不合理なことなんです。これを回復しますためにさかのぼって調査をして、そうしてそれを何年
計画かで
補てんをするという処置をとらなければ、超過
負担に対する真の改善処置はあり得ないと考えておりますが、次官どうでしょうか、こういう問題について。