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上原委員 あなた方は、当日人が入っておったかどうかということがいま一番問題でしょう。入っておって撃ったという場合に、
先ほどもちょっと出たのですが、入っておったことがわかりながら
射撃演習をさせたという場合の
責任というのは、これは重大ですよ。専門家にお任せいただきたいということですが、しからば、捜査を進めている、刑特法二条に基づいて捜査を進めているとおっしゃいましたね。
これも参考のために聞いておきたいのですが、刑特法違反といってもいろいろその環境、
状況によっても違うと思うのですよ。物理的に金網を切って侵入したとか、あるいは警官が防備をしているのにそれを物理的に突破して侵入したとか、そういう
状況判断もあると思うのですね。今回の場合は決してそうじゃない。あなたはさっきいろいろ万全な
措置をとったと言う。私はその前日、大体
警察がどこどこに配備をされているということを
調査をしましたよ。警備どころかみんな寝そべって、中にはゴルフの練習のようなことをやっている。そういうすき間に阻止団というものはどんどん入っているのですよ。こういう事実も
警察はわからぬはずがない。みずからの過失をあくまでも隠蔽するために、今回は
米軍には全然入っていないのだ、撃ちなさいというサインを皆さんは出している。これは意図的な殺人だと私
たちは見ている。まさに人間を標的にして
実弾射撃訓練をさした。
本当にわからなかったのかどうか、この問題と、しからば前日の十時のニュースから盛んにそれは流している。そのことは恐らくラジオも持っていろいろやっている
警察の装備でそこまで知らぬはずがない。私は七時前にも防衛
施設局に電話をして、すでにその前日に七十余名が入ったという
情報があるんで確かめてやるべきだということを強く那覇の防衛
施設局にうちから電話をいたしました。返ってきた答えは、
県警の言い分では、人の入った形跡は全くない。
先ほどの御
答弁にもあったのだが、
米軍の
ヘリも飛ばしたけれ
ども見つからなかった、したがって実射訓練はやりますという答え。直ちに那覇に行って
県警の警務
部長に会ってみた。何とにたにたにたにたして、人は一人も入っていない、全く入った形跡はありません。全然取り合っていないのですよ。なぜ私
たちがここまで入っているということを
情報を
提供したにもかかわらず、これに対して疑問を持ち、捜査をする行動をとらなかったかということが
一つ。これは
先ほどは十一時と言いましたが、県は十一時ではない。その前、前日から入っているであろうということは予告をしておる。さらに、現場においては原水協の代表なり
県会議員の代表諸君も、入っているから、それが
確認できるまでは実弾
射撃はやるなということを詰め寄った。そのときに、現場のある
警察の幹部は何と言った。リストを出しなさい、氏名を出してくれ。
責任者がもういても立ってもおれない。万一のことが起こったら大変だということでリストを出そう、氏名を発表しようとしたら、現場の担当官はこれを受け付けようとはせずに、すぐ排除と言って実力で
県会議員を含めてけ散らしたのです。この事実について、あなた、知っていますか。ここまで私
たちが
情報を
提供しておきながらしらを切って、人は一人も入っていないということでどんどん撃ち込ませた。この事実についてはあなた方は否定できないんだ。いま私が述べたことに対して
報告を受けたのか。これだけの事実
関係を言っても、なお人が入っているというこの事実の
提供に対して、
警察が直ちに
実弾射撃訓練を中止をさせ、入っているかどうかを
確認しなかったのは、一体どういう理由なのか、この際明らかにしておいていただきたいと思うのです。
〔
安井委員長代理退席、
委員長着席〕