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東中委員 時間がなくなるのですが、
コーチャン氏は米議会では
証言していますし、二月中旬
段階ではわが国の野党の同僚諸君が行ったときも
証言をする、
政府間の
合意があればやりますというふうに言っておった、それが今日のような
抵抗をするようになったについては、いろいろな圧力がかかったんではないか。ところが、その圧力がこの
国会の中から公然とかけられたということが言われているわけですね。たとえば全日空は会社としてロッキード社に対して、あの
コーチャンの
証言について今後の取引のことをも、要するに、会社の利害に
関係することも含めて、それを背景にして抗議のようなことを言ったようなことをここで若狭証人なんかも
証言していますね。あるいは丸紅が大久保氏が檜山会長の命を受けて行った、そして向こうに行って
コーチャンに直接会って、そういう
証言をしたことについての非難をしていますね。二点にわたって非難をした、向こうは非常に恐縮をしておったということまでここで
証言しておりますね。こういう動きですね。公然とまあいわば証人威迫のようなことが実際やられているのですよ。
法務大臣がそういうことが推定されるというようなことを言われておりますけれども、そうじゃなくて、現実に乗り込んで、もうあの時点でやっているわけですね。やったということを公然と言っておるのです。あるいは告訴するということを盛んに言いましたですね。
コーチャン証言について
コーチャン氏を告訴するということをここでずいぶん言いましたですよ、その後やっていませんけれども。そして、
法律上のあらゆる問題を検討する、向こうに対応するのだ、こういうことを言っていますね。それから、
日本の全日空、丸紅あるいは小佐野氏も同じようなことを言っています。そういう背景でいま来ているのだ、そういう状態がずっとこの四カ月余り五カ月近く続いているということについて、法務、
検察当局としてはどういう処置をとっておられるのか。