○美濃
委員 お願いいたします、全部書きとめることができませんでしたので。
次に、過般てん菜、サトウキビ等が決まりました。決定した後でありますから決定時のような話はいたしませんが、実は地元の北海道新聞にも出ておりますが、北海道の網走管内というと二十五、六町村あります、そこの町村長が寄りまして、もうこのビートの
価格決定では来年つくってくれと言って奨励はできない。ということは、ことしの春、各町村長、北海道農協の組合長は農民に、大体一万八千円の
見通しはついた――
砂糖の高かった、
外国糖の高かった
関係もあろうかと思うのですが、大体射程距離に入っておるからつくってくれという指導をしたわけです。それが一万六千円ですから、ものすごくいま北海道は意識的に紛争しておるわけですね。何だ、責任を持てという動きもあるわけです。そこで、網走管内の町村長は集って、そういうことを決めた。それで、近く国なり道なりに、もうこれでは来
年度のあれはできませんということを態度を明確にするというように記事に載っておりました。十一日です。ですからまだ来ていないとは思いますけれ
ども、そういうことが起きておる。
そこで、おそらくサトウキビにも同様の問題が起きておるだろうと想定いたします。私の地域から遠いですからこれは私の想定であります。
それともう
一つは、十八日に同様に私の地元で、農協の組合長、町村長が集まって、この問題を中心としてどうするか話し合う、ぜひ私にも
出席せよという要請があるわけです。そこでこれはどういうふうに言ったらいいのか、私にはわからぬわけです。
それで、農林
政策上もう甘味対策の自給は放棄したのか。農協の組合長も町村長も北海道では手を挙げてしまいました。これでは所得にならないから、農民にビートをつくれということは言えない、もうつくる、つくらぬは自由だ。同時に、困ったことには、やはりこれは寒地の畑作農業の基幹作物でありますから、つくらなかった場合に、しからばビートをやめてしまって他の作物をつくれば安定するかという問題が出るわけですね。それもまた不安定な要素があるわけです。ただしかし、この
価格ではビートをつくって生活ができない。所得の保障が低くて生活のできないものでは、いたずらに負債ばかり増加して結局は
農家がつぶれるようになるから、つくれということが言えない。
もう
一つの問題は、北海道は非常に離れた地域でありますから、特に輸送
事情が青函連絡船で悪いわけです。ですから肥料等につきましても、九月上旬から輸送開始をしておるわけです。十二月中には、大体
農家の庭先へ半分の肥料が仮渡しされるわけです。ですから、いま十八日にそういう
会議を持つということは、もうすでに来年何をつくるかということ、種子の問題、肥料の対策、そういう問題が差し迫っておるわけですね。いまのところつくる気持ちはもう大幅に減少してしまっております。もうビートの耕作意欲というものは大幅に減退してしまっておるわけですが、どういうふうにすればいいのか。十八日あたり、私自身が帰ってこいと言われておるのだが、帰った場合に、
大臣、どういう話をしたらいいか。もうビートというものは、ことし決まった
価格はあたりまえなんだ、来年だってそんなに上がりませんよ、いやならやめてしまえ、
輸入して食べるんだからと、そう
大臣は言っておるという
答弁をしたらいいのか。ここで聞かしてください、あなたの言ったとおり私は帰って言うから。お願いします。