○粕谷照美君
原則的にそうだとおっしゃるのであれば、やっぱり
原則にのっとって
教育が行われるように御
指導いただきたいと思うわけですが、私は、その中でやっぱり許せないなと思うのは、男女共学になると進学率が上がらないということを答えていらっしゃるわけですよね。そこがやっぱり大きな
問題点ではなかろうかと思います。そして、また、その進学率が上がらないということが、やっぱり
学校の成績にかかわっているという
考え方そのものも大きな問題だというふうに思います。時間がありませんから、私は、この点については大変
質問不十分ですけれども、これで終わりたいというふうに思いますが、しかし、まだまだ
教育の現場における男女差というものは非常に大きく出てきているんであって、たとえば、夫婦共働きをしている場合に、生計の主体者は一体どこにあるかと、この
考え方についてだって、やっぱり大きな差別というのがあるわけですね。共済組合が大変赤字になった時代があります。しかし、その大幅な赤字になった時代でも、山梨だとか、東京だとか、千葉だとか、静岡だとかというところは黒字でした。黒字の一体原因は何かと言えば、婦人教師が多いことです。婦人教師が多いということは、一体何かと言えば、扶養者を持っていないということなんです。じゃ婦人教師は扶養者を持っていないかと言えば、そうじゃなくて、たくさんの子供があるけれども婦人にはつけられないという、そういう
社会通念上のいわゆる
指導体制というものが国から行われているというところに問題があろうかというふうに思います。私もきのう新潟へ
電話を入れまして、県庁にそういう通達がたしか出ていますねと言ったら、出ていますと、こう答えるんです。どういうふうに私
たちが問題を
感じているかと言えば、たとえば、夫と妻の給料をこう比較しまして、どちらが
生活の主体者であるかという場合に、男の場合よりも女が三割ほど給料がよけいでなければこれは生計の主体者として認めないというふうに言われているんですね。ところが、同しような郵政省あたりでも、組合がきちんとしているようなところでは、やっぱり給料がよけいの方が
生活の主体者であって、子供を女につけるということがちゃんと認められているわけですね。その辺のところなんかも、やっぱり
文部省はきちんと見ていただいて——それはなぜかといいますと、民間と公務員は全然、いわゆる共済組合の付加給付なんかもありまして、給付の状態が違いますね、そういう意味では、ぜひ私の方に入れたいという婦人教師がいっぱいいるわけですが、そういう制度があるために入れられない、大変な圧力がかけられる、こういうことがありますし、また、県立のいわゆる教員住宅があります、そこに入る入居資格だって、妻だってあるはずなんですけれども、それがそうじゃないんですね、やっぱり男が
生活主体者だから、その人は教員でないから、県立教員でないからというようなことで入居できないなんという事実もありますし、そういうようなことについても、やっぱり洗い直しをしていただきたいというふうに思うわけです。
大変不十分な
質問ですけれども、一応この辺でこの問題は取りやめまして、きのう実は私、物価等対策特別
委員会におりまして、リジンの問題について
文部省にお伺いをいたしました。そのリジン問題についての私の
質問の答弁が、やっぱりちょっと気になりますので、ここでもまた確認をしていきたいというふうに思うわけです。
きのうお伺いした点の答えについては、私も
文部省の
立場、
文部省の
考え方はわかりましたけれども、私自身は納得をしない
部分がたくさんありますが、しかし、一応それは別にいたしまして、リジン添加に対する五つの
質問というものがある団体から出された、これに対して
文部省は答えを出していった。その答えの中で、一方で、パンをよく焼くことの助けともなりますという答えがあるわけです。これはリジンを入れますとパンをよく焼くということの助けにもなりますと、こう答えているわけですが、どこの学会誌にこのようなことが出ているのでしょうか。私はこのことについて反論をされていました都立衛研の道口
先生、この
先生は山崎パンに勤務をしていらっしゃったことがあるわけですね、この
先生にお話しを伺ったんですけれども、なるほどリジンを入れますと糖とアミノ酸がくっつくわけですから、色が濃くなると言うんですよ。色がよくなるんだけれども、それはパンがよく焼けたということにはならない、こういうふうにおっしゃっているわけです。早く色が出るので、短くて早く焼けるんだと、こういう
考え方は大変おかしいんであって、かまに入れてパンをどのようにして焼くかというのはパン屋の腕前で決まるんだということをおっしゃっているんですが、いまの私の
質問はリジンを入れるとパンがよく焼けるんだという、これはどこの学会誌にあるか、お伺いしたいと思います。