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1975-05-30 第75回国会 参議院 交通安全対策特別委員会 第6号
公式Web版
会議録情報
0
昭和五十年五月三十日(金曜日) 午後二時十五分開会
—————————————
委員
の
異動
三月二十七日
辞任
補欠選任
原田 立君
太田
淳夫
君 五月二十八日
辞任
補欠選任
瀬谷
英行
君
茜ケ久保重光
君
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
吉田忠三郎
君 理 事 黒住 忠行君
中村
登美君 目黒今朝次郎君 栗林 卓司君 委 員 土屋 義彦君
中村
太郎君 小柳 勇君
太田
淳夫
君 河田 賢治君 安武 洋子君
国務大臣
国 務 大 臣 (
国家公安委員
会委員長
)
福田
一君
政府委員
内閣総理大臣官
房交通安全対策
室長 竹岡 勝美君
警察庁長官
浅沼清太郎
君
警察庁交通局長
勝田 俊男君
—————————————
本日の会議に付した案件 ○
自動車安全運転センター法案
(
内閣提出
、衆議
院送付
)
—————————————
吉田忠三郎
1
○
委員長
(
吉田忠三郎
君) ただいまから
交通安全対策特別委員会
を開会いたします。 まず、
委員
の
異動
について御報告いたします。 去る五月二十八日、
瀬谷英行
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
茜ケ久保重光
君が選任されました。
—————————————
吉田忠三郎
2
○
委員長
(
吉田忠三郎
君)
自動車安全運転センター法案
を
議題
といたします。 まず、
政府
から
趣旨説明
を聴取いたします。
福田国家公安委員長
。
福田一
3
○
国務大臣
(
福田一
君) ただいま
議題
となりました
自動車安全運転センター法案
につきまして、その
提案理由
及び
内容
の
概要
を御説明いたします。 わが国の
交通事故
は、昨年で四年連続して減少したのでありますが、いまなお、年間の
交通事故
による
死傷者
は六十五万人を超えており、憂慮にたえないところであります。 そこで、今後とも
交通事故
の
減少傾向
を定着させるための諸
対策
を強力に実施してまいる必要がありますが、特に
自動車
の
運転者
に対しては、その
資質
の
向上
を図るとともに、
安全運転
の徹底を期するための
対策
を強化することが強く要請されております。 このような実情にかんがみまして、今回、
交通事故等
の
防止
及び
運転者等
の利便の増進に資するための
業務
を行う
自動車安全運転センター
を設立することといたしまして、
自動車安全運転センター法
を制定しようとするものであります。 次に、この
法案
の
概要
について御説明申し上げます。 第一に、
自動車安全運転センター
は、
交通事故等
の
防止
について識見を有する者が発起人となり、
国家公安委員会
の認可を受けて設立されることとなっております。 第二に、
自動車安全運転センター
の主な
業務
は次の
五つ
とすることとしております。 一つは、
道路交通法等
の
規定
に違反したことにより、
運転者
の
累積点数
が
運転免許
の効力の停止を受ける直前の段階に達した者に対して、その旨を通知して安全な
運転
に努めるよう注意を促す
業務
であります。 二つは、
運転者
の
求め
に応じて、無事故、無違反などの
運転経歴
を記載した書面を交付する
業務
であります。 三つは、
交通事故
の
被害者等
の
求め
に応じて、
交通事故
の発生事実を証明する
業務
であります。 四つは、高度の
運転
の
技能
や知識を必要とする
運転者
に対し、高度の
運転訓練
の
研修
を行い、また、
青少年運転者
に対し、その
資質
の
向上
を図るために必要とされる
運転訓練
の
研修
を行う
業務
であります。
五つ
は、安全な
運転
に必要な
技能
に関する
調査研究等
を行う
業務
であります。 これらの
業務
を行うことによりまして、
運転者
の
安全運転
に対する関心の高まりと
交通事故防止
に寄与する効果は、きわめて大きいものがあると考えております。 第三に、
自動車安全運転センター
の運営の適正を期するため、その組織、財務、会計、
監督等
について、所要の
規定
を設けることといたしております。 なお、この法律は、公布の日から三月を超えない範囲内において政令で定める日から施行することといたしております。 以上が、この
法案
の
提案理由
及びその
内容
の
概要
であります心何とぞ慎重御審議の上、速やかに御賛同を賜らんことをお願い申し上げます。
吉田忠三郎
4
○
委員長
(
吉田忠三郎
君) 以上で
趣旨説明
の聴取を終わります。 本案に対する質疑は後日に譲ることにいたしたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 午後二時二十分散会
—————
・
—————